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【2025年】看護師の平均年収は?年代や地域ごとの最新情報とリアルな声をご紹介
記事掲載日:2025/05/29
同じように看護師として働いている人が、どれくらいお給料をもらっているのか気になることもあるのではないでしょうか。この記事では、最新の看護師の平均年収について詳しく紹介します。また、看護師の年収に対するリアルな声もお届けしますので、「年収の実情が知りたい!」という方はぜひ最後までお読みください。
- 看護師の平均年収は?
- 看護師の年収・給料の内訳
- 看護師の平均年収【男女・年代・地域・規模・経験年数で比較】
- 看護師の年収は他の職種に比べて高い?低い?
- 【リアルな声をお届け】看護師は自分の年収をどう思っている?
- 看護師として年収を上げるには
- 【年収以外も要チェック】看護師の職場選びのポイント
- 看護師の年収に関するQ&A
- 看護師の年収を知って、将来の働き方をイメージしよう
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看護師の平均年収は?
厚生労働省の調査「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、2024年の看護師の平均年収は約519万円でした。これは昨年の508万円よりも10万円以上高くなっており、その一因には2024年に導入された「ベースアップ評価料」の影響があることが考えられます。
看護師の年収は400万円~600万円台であることが一般的で、勤務する職場の違いや看護師の年齢・経験年数・スキル、夜勤手当などによって差が出ます。
参考:「令和6年賃金構造基本統計調査」
看護師の初任給は?
学歴 | 平均基本給与額 | 平均税込給与総額(※) |
---|---|---|
高卒+3年課程新卒 | 204,950円 | 266,558円 |
大卒 | 210,963円 | 274,752円 |
※通勤手当や住宅手当、家族手当、夜勤手当など各種手当を含む金額
日本看護協会の調査によると、看護師の初任給の平均は、基本給が高校卒業後3年間の看護教育を受けた場合で204,950円、大卒の場合は210,963円です。大卒者の方が若干初任給は高めです。
就職先によって金額は異なっていますが、20~21万円程度が相場のようです。ただし地域や勤務先の施設規模によっても初任給は異なり、都市部の大病院の場合は基本給を30万円近くもらうこともあるようです。
参考:日本看護協会「2023年病院看護実態調査報告書」
看護師の年収・給料の内訳

看護師の給料は、主に上記の4つの要素から成り立っています。それぞれが職場ごとに決められた金額であるため、給料に差が出ます。それぞれの要素について以下で詳しく解説します。
基本給
対象 | 平均基本給与額 |
---|---|
勤続10年・非管理職の看護師 | 247,629円 |
日本看護協会の「2023年病院看護実態調査」によると、看護師の平均基本給は勤続10年・非管理職の場合、月額247,629円です。看護師の基本給は、初任給の20~21万円から始まり、昇給幅は病院によってさまざまですが、経験年数を重ねるほどに少しずつ昇給します。平均では勤続10年で25万円近くまで昇給することがわかります。
ただし、業界全体で見ると、医療・福祉は他業種に比べるとやや昇給幅が小さい傾向があります。
参考:日本看護協会「2023年病院看護実態調査報告書」
夜勤手当
勤務体制 | 夜勤手当平均金額(1回) | 1カ月あたりの 平均夜勤回数 |
1カ月あたりの 平均夜勤手当の合計 (※) |
---|---|---|---|
3交替制 深夜勤 | 5,199円 | 7.5回 | 約38,992円 |
3交替制 準夜勤 | 4,234円 | 約31,755円 | |
2交替制 夜勤 | 11,368円 | 4.9回 | 約55,703円 |
※「夜勤手当平均金額(1回)×1カ月あたりの平均夜勤回数」にて、小数点以下を切り捨てて算出
夜勤手当は、看護師の夜勤を行った場合にもらえる手当で、その負担の大きさに対する対価です。夜勤手当は病院によって金額が異なり、1回あたりの金額と夜勤の回数によって看護師の年収は大きく変わります。
日本看護協会の調査によると、夜勤手当の平均金額は2交替制夜勤をこなしている場合、1カ月あたり5.5万円でした。夜勤手当が看護師の年収に占める割合は大きいことがわかります。
参考:日本看護協会「2023年病院看護実態調査報告書」
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時間外手当
看護師は、時間外対応や看護記録の作成などで時間外労働を行うこともあります。そのように法定労働時間を超えて働いた場合に支払われる手当を時間外手当といいます。職場によって、時間外労働が多い職場と少ない職場の差があることでしょう。
平均で見ると看護師の給料に占める時間外手当の割合はそれほど多くはありません。厚生労働省の調査によると、2024年の看護師の超過実労働時間数は平均6時間となっています。基本給から計算すると、金額にして月におよそ1万円~1.2万円と考えられます。
参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
ボーナス
年代 | ボーナス平均額(年間賞与その他特別給与額) |
---|---|
全年代平均 | 835,000円 |
20〜24歳 | 494,800円 |
25〜29歳 | 690,500円 |
30〜34歳 | 762,400円 |
35〜39歳 | 849,900円 |
40〜44歳 | 958,900円 |
45〜49歳 | 1,014,200円 |
50〜54歳 | 1,048,400円 |
55〜59歳 | 1,036,100円 |
60〜64歳 | 688,500円 |
65〜69歳 | 543,000円 |
ボーナスは、夏と冬の年2回に分けて支給されることが一般的ですが、上記はその2回の合計の平均金額です。表から、ボーナスの平均金額は40万円台から100万円以上までと年齢によって差が大きいことがわかります。
55~60歳でピークを迎えるのは、管理職を務める人が増加しやすい年代であるためでしょう。また、ボーナスの金額は、勤務先の施設規模や経営状況などによっても違いがあります。
参考:「令和6年賃金構造基本統計調査」
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看護師の平均年収【男女・年代・地域・規模・経験年数で比較】
ここからは、看護師の平均年収をさまざまな条件別に分析して見てみます。そうすることで、どのような条件で年収が高くなりやすいのかが見えてきます。
【男女別】看護師の平均年収
看護師の平均年収(男女計) | 男性看護師の平均年収 | 女性看護師の平均年収 |
---|---|---|
約519万円 | 約534万円 | 約517万円 |
※年収は「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額」の1万円未満を切り捨てて記載しています。調査で使用されている語句の定義については、厚生労働省のサイトでご確認ください。
看護師の平均年収を男性と女性で比べてみると、男性の方は約534万円、女性は約517万円と男性の方が約17万円高いことがわかります。これは、女性看護師は妊娠・出産などのライフイベントによって時短勤務や夜勤のない働き方を選ぶ人が多いことが理由のひとつとして考えられます。
また、男性看護師の収入には配偶者手当や家族手当が付くことが女性よりも多い傾向があるためでしょう。
参考:「令和6年賃金構造基本統計調査」
【年代別】看護師の平均年収
年代 | 平均年収 |
---|---|
全年代平均 | 約519万円 |
20〜24歳 | 約427万円 |
25〜29歳 | 約486万円 |
30〜34歳 | 約501万円 |
35〜39歳 | 約511万円 |
40〜44歳 | 約539万円 |
45〜49歳 | 約572万円 |
50〜54歳 | 約582万円 |
55〜59歳 | 約571万円 |
60〜64歳 | 約481万円 |
65〜69歳 | 約448万円 |
※年収は「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額」の1万円未満を切り捨てて記載しています。調査で使用されている語句の定義については、厚生労働省のサイトでご確認ください。
看護師の仕事はスキルや経験が評価されるため、年齢が上がるにつれて年収は上昇する傾向にあります。平均年収は20代前半で約427万円ですが、30代に入ると500万円を超えます。50代前半には582万円のピークを迎え、その後も50代後半まで500万円台後半が続いているのが特徴です。
50代になると管理職など責任を伴う仕事が増える傾向にあるため、平均年収の上昇に影響していると考えられます。
参考:「令和6年賃金構造基本統計調査」
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【地域別】看護師の平均年収
順位 | 都道府県名 | 平均年収 |
---|---|---|
1位 | 東京都 | 約568万円 |
2位 | 京都府 | 約564万円 |
3位 | 大阪府 | 約559万円 |
4位 | 神奈川県 | 約546万円 |
5位 | 奈良県 | 約542万円 |
6位 | 愛知県 | 約542万円 |
7位 | 群馬県 | 約538万円 |
8位 | 宮城県 | 約538万円 |
9位 | 栃木県 | 約527万円 |
10位 | 静岡県 | 約521万円 |
11位 | 滋賀県 | 約519万円 |
12位 | 山梨県 | 約517万円 |
13位 | 長野県 | 約514万円 |
14位 | 秋田県 | 約513万円 |
15位 | 兵庫県 | 約513万円 |
16位 | 岩手県 | 約513万円 |
17位 | 北海道 | 約512万円 |
18位 | 埼玉県 | 約511万円 |
19位 | 富山県 | 約510万円 |
20位 | 千葉県 | 約510万円 |
21位 | 山口県 | 約509万円 |
22位 | 広島県 | 約509万円 |
23位 | 新潟県 | 約508万円 |
24位 | 山形県 | 約507万円 |
25位 | 和歌山県 | 約506万円 |
26位 | 三重県 | 約505万円 |
27位 | 茨城県 | 約503万円 |
28位 | 福井県 | 約500万円 |
29位 | 長崎県 | 約500万円 |
30位 | 香川県 | 約497万円 |
31位 | 石川県 | 約491万円 |
32位 | 高知県 | 約489万円 |
33位 | 岡山県 | 約489万円 |
34位 | 徳島県 | 約482万円 |
35位 | 島根県 | 約482万円 |
36位 | 鳥取県 | 約480万円 |
37位 | 岐阜県 | 約479万円 |
38位 | 福岡県 | 約471万円 |
39位 | 青森県 | 約471万円 |
40位 | 福島県 | 約471万円 |
41位 | 熊本県 | 約467万円 |
42位 | 佐賀県 | 約464万円 |
43位 | 愛媛県 | 約460万円 |
44位 | 大分県 | 約446万円 |
45位 | 沖縄県 | 約443万円 |
46位 | 宮崎県 | 約433万円 |
47位 | 鹿児島県 | 約426万円 |
全国~埼玉/ 千葉~愛知/ 三重~山口/ 徳島~沖縄
※年収は「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額」の1万円未満を切り捨てて記載しています。調査で使用されている語句の定義については、厚生労働省のサイトでご確認ください。
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看護師の平均年収は勤務する地域の影響を受けます。2024年に看護師の平均年収が最も高かった都道府県は東京都で約568万円でした。次いで2~4位には京都府、大阪府、神奈川県と、人口が多く看護師の需要が高い地域がランクインする傾向が見られます。
一方で、最下位は鹿児島県の約426万円です。地方によって140万円以上年収に差があることがわかります。また、12位以下の都道府県では平均年収が全国平均を下回っています。
参考:「令和6年賃金構造基本統計調査」
【規模別】看護師の平均年収
施設規模 | 平均年収 |
---|---|
10〜99人 | 約459万円 |
100〜999人 | 約495万円 |
1,000人以上 | 約564万円 |
※年収は「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額」の1万円未満を切り捨てて記載しています。調査で使用されている語句の定義については、厚生労働省のサイトでご確認ください。
職場の規模によって看護師の年収には差があり、規模の大きな病院になるほど年収は高いことが明確です。規模が1000人以上の施設と100人未満の施設では平均年収に100万円以上の差があります。
大病院では高度な医療の提供や残業や夜勤が発生することも多い傾向があるため、その分年収に上乗せされていると考えられます。
参考:「令和6年賃金構造基本統計調査」
【経験年数別】看護師の所定内給与額
経験年数 | 所定内給与額※(月額) |
---|---|
0年 | 269,800円 |
1〜4年 | 306,900円 |
5〜9年 | 307,600円 |
10〜14年 | 327,800円 |
15年以上 | 356,500円 |
※時間外勤務手当や深夜勤務手当など「超過労働給与額」を除いた金額。
看護師の経験年数別に時間外勤務手当や深夜勤務手当などの超過労働給与額を除いた「所定内給与額」を比較してみると、経験年数に比例して上昇しています。
一般的に看護師の給与には、経験を積むことによって得られたスキルが反映される傾向があることがわかります。
ただし、ライフステージの変化が大きく影響する年代の5~9年目は横ばいになっています。
参考:「令和6年賃金構造基本統計調査」
看護師の年収は他の職種に比べて高い?低い?

ここまで見てきた看護師の年収ですが、他の職種と比べるとどうなのでしょうか。看護師の平均年収と、他の職種の平均年収を以下で比較してみます。
全職種と比べた場合の看護師の年収

※年収は「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額」の1万円未満を切り捨てて記載しています。調査で使用されている語句の定義については、厚生労働省のサイトでご確認ください。
看護師の平均年収は全職種の中で比較した場合、144種ある職種の中で56位という結果でした。看護師の平均年収約519万円は、全職種の平均年収約526万円に比べやや少ないか、ほぼ同等といえます。
参考:「令和6年賃金構造基本統計調査」
医療・福祉系職種と比べた場合の看護師の年収

※年収は「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額」の1万円未満を切り捨てて記載しています。調査で使用されている語句の定義については、厚生労働省のサイトでご確認ください。
医療・福祉系職種の中で平均年収を比較すると、看護師の年収は医師、歯科医師、薬剤師、助産師、診療放射線技師、保健師に続いて7番目です。看護師の平均年収が約519万円であるのに対し保健師は約521万円であるため、看護師と保健師はほぼ同じ水準の年収といえるでしょう。
また、看護師と准看護師の年収差は100万円ほどであることもわかります。
【リアルな声をお届け】看護師は自分の年収をどう思っている?

自分の収入が一般的にどのくらいなのか、気になる看護師の方もいるでしょう。ここでは、ナースステップのコンサルタントが実際に聞いた、看護師の方の年収に関するリアルな声を紹介します。
Q.今の職場の年収・収入についてどう思う?
現職場の収入に満足している方の声 |
---|
・病棟勤務5年で介護施設に転職したら、日勤のみなのにそこまで給与が下がらずよかった ・夜勤があるので、正直きついと感じることもあるけど、しっかり手当がもらえているので働いた分をお給与にもきちんと反映されていると感じている ・訪問件数が多いほど賞与に反映されるので満足している |
現職場の収入に不満がある方の声 |
---|
・看護師が足らず少ない人数で膨大な業務を行っているのに給料が変わらない ・昇格・昇給しても思っていたほど給与が上がらなかった ・長く勤めているのに昇給・賞与幅がなく、今後上がる見込みがない ・残業しても残業手当が出ない ・勤務時間の拘束時間が長い割に給与に反映されない(前残業・中休憩が長い) ・経営状態により、賞与がカットされることもある |
今の職場の収入に満足している意見では、看護師としての経験や夜勤の頑張りが給与に反映されている、との声が見られました。また、訪問看護の場合、件数に応じて賞与に反映されるという声もあります。
一方、現職場の収入に不満を感じる方の意見では、業務量に給与が見合わない、大幅な昇給が見込めない、サービス残業を求められる、などの声が上がっています。
Q.年収が高い職場の特徴は?【看護師転職専門のコンサルタントが回答】
ナースステップの転職コンサルタントに行ったアンケート結果から、看護師の年収は勤務先の経営母体の規模や経営状況が大きく関わっていることがわかります。
また、美容クリニックの場合、インセンティブがあったり、自由診療を行っていると収益が看護師の給与に直結しやすかったりといった傾向も見られます。
看護師として高収入を目指すなら、上記のような職場を検討してみるとよいでしょう。
看護師として年収を上げるには
ここまで見てきた条件をふまえて、看護師がより効果的に年収を上げるにはどのような方法がよいか紹介します。自分に合った方法で、年収アップを目指しましょう。
看護師以外の専門資格を取得する
看護師以外の専門資格の取得を目指すことは、キャリアアップと年収アップに有効です。とくに、専門看護師や認定看護師の資格を取れば、各分野での専門性を高められるでしょう。
また、公認心理師や臨床心理士、精神保健福祉士などの資格を取得すると、精神保健分野での専門性を高められます。
他にも、糖尿病療養指導士や認定栄養士など、患者さまの生活習慣の改善をサポートする資格も専門知識の習得に役立つでしょう。専門性を高める以外にも、異なる分野での知識と経験をつけることでキャリアの選択肢が広がり、給与面でも有利になる可能性があります。
【プラスで取得がおすすめの資格】
保健師・助産師
特定行為研修
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夜勤の回数を増やす
夜勤の回数を増やすことは、看護師の年収を効果的にアップさせる方法です。夜勤手当は基本給に上乗せされるため、回数次第で年収が大きく増加するでしょう。
また、夜勤ではスタッフが少ない中でさまざまなケースに対応する必要があります。看護師としてのスキルアップや経験値の向上にも役立つため、取り組む価値はあるでしょう。
ただし、夜勤は体力的、精神的に負担がかかりやすいものです。自身が望む働き方をもとに、夜勤の回数を増やすかどうか考えることをおすすめします。
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役職・管理職を目指す
看護師として役職や管理職に就くことで、基本給の増加に加え、責任の大きさに応じた役職手当やボーナスが支給されます。役職の例は、看護部長や看護師長、看護主任などです。
役職を目指す場合、看護師としての技術・知識に加え、コミュニケーション能力、管理能力やリーダーシップ能力が求められます。
責任が重くなるため大変なことも多いですが、組織運営に参加しやりがいも得られるでしょう。マネジメントする立場に就きたい人にはおすすめの方法です。
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待遇のよい職場に転職する
思い切った年収アップを狙うなら、転職がおすすめです。紹介してきたように、職場によって基本給や各種手当の設定は異なります。今の職場のままでは思うような年収アップは叶いそうにない、というケースもあるでしょう。
看護師経験が一定以上ある人は、これまでの経験が評価されてよい条件で転職できる場合があります。
たとえば、訪問看護ステーションや美容クリニックなどは基本給が高く設定されている場合が多いのでおすすめです。また、前述したように規模の大きな病院では年収が高い傾向にあるため、転職することで年収アップが叶う可能性があります。
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【年収以外も要チェック】看護師の職場選びのポイント

年収アップを目指して転職する場合、年収だけを見て職場を選ぶことはミスマッチにつながる可能性もあります。
年収以外の面、とくに以下のようなポイントを見て職場を選びましょう。
まず、職場の雰囲気と人間関係は職場選びで重要なポイントです。チームで連携して働くためには欠かせない要素となるでしょう。
仕事内容に関しては、ルーティンワークが多いものから、緊急性の高い処置や高度な看護技術が求められるものまでさまざまです。自分にとってやりがいを感じられるものかどうか考えましょう。
また、長く続けることを考えると、職場までのアクセスの良さは大切です。自分は将来どんな働き方をしたいか、年収の面も含めてキャリアプランを明確にしておくとよいでしょう。
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看護師の年収に関するQ&A
看護師の年収に関して、よく聞かれることがある質問とその回答を以下にまとめています。転職先を考える際に役立つものもありますので、ぜひ最後までご覧ください。
Q.看護師の年収は増加傾向にある?
A.はい。医療関係職種の処遇改善の取り組みにより、看護師の年収は増加傾向にあります。
令和6年の診療報酬改定では、看護師をはじめとした医療関係職種の処遇改善に向けて+0.61%上乗せする改定がされました。さらに、ベースアップ評価料も新たに創設され、令和6年度に+2.5%、令和7年度に+2.0%のベースアップ実現を目指した取り組みがされています。
そのため、現在看護師の年収は増加傾向にあるといえるでしょう。
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Q.看護師の手取り年収はいくら?
A.年収が看護師の平均年収である519万円だった場合、およそ385万円から441万円の間と考えられます。
一般的に手取りは、額面金額の75〜85%程度になるといわれています。そのため、仮に年収が519万円とすると、その75%にあたる385万円から85%の441万円の間になります。
金額に幅が出るのは、社会保険料や住民税など給料から差し引かれる額が個人によって異なるためです。明確な手取り額は勤務先に確認しましょう。
Q.看護師の年収は何によって変わる?
A.看護師の年齢や経験年数などの看護師にかかわる条件だけでなく、病院の規模や地域など勤務先に関する条件、さらに雇用形態など働き方に関する条件でも変わります。
看護師の年収にかかわる要素のひとつは、看護師の年齢や経験年数、看護師としての専門性、保有資格の種類など、「看護師の能力や条件に関するもの」です。さらに、働く地域や施設規模など「勤務先に関する要素」も年収を左右します。
加えて、正社員やパート・アルバイトといった雇用形態、また夜勤回数など「働き方に関する要素」も年収に影響を与えます。
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Q.看護師で年収1,000万円を目指せる?
A.看護師で年収1,000万円を稼ぐことは難しいですが、決して不可能なことではありません。
看護師の平均年収から見た場合、平均的な働き方をしていて年収1,000万円を目指すのは難しい可能性があります。ただし、選ぶ職場や働き方、役職などによって収入アップを目指せる可能性は十分にあります。
副院長クラスの高い役職に就くことや、都心部での勤務、インセンティブ制度がある美容クリニックで高い営業成績を上げることなどさまざまな方法で年収1,000万円を目指せます。
看護師の年収を知って、将来の働き方をイメージしよう
紹介してきたように、看護師の年収はさまざまですが、一定の傾向があることがおわかりいただけたと思います。ぜひ今後のキャリアプランの参考にしてみてください。現状には満足していても、将来目指している年収や働き方を考えたときに「今の職場では難しい」と感じる人もいるのではないでしょうか。そんなときは、ぜひナースステップにご相談ください。
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