夜勤なしで働ける看護師の職場14選!日勤のみでも高収入を目指すには?

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夜勤なしで働ける看護師の職場14選!日勤のみでも高収入を目指すには?

記事掲載日:2025/08/25

夜勤なしで働ける看護師の職場14選!日勤のみでも高収入を目指すには?

夜勤がつらい、とお悩みの看護師さんもいらっしゃると思います。看護師の職場は夜勤があることが多いですが、実は日勤のみの職場もあります。今回は夜勤なしで働ける職場14選をご紹介。日勤のみでも高収入を目指すコツや、実際に日勤のみで働く看護師さんの声から夜勤なしのメリットも紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

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看護師の夜勤なしで働ける職場は増えてきている

看護師の夜勤なしで働ける職場は増えてきている

訪問看護や美容クリニックなど、日勤のみで働ける職場が増えて多様化しています。夜勤による体力的・精神的負担を避けたい看護師にとっては、魅力的な選択肢が増えていると言えます。

ただし、夜勤なしの職場は生活リズムの安定やプライベートの充実が図れる一方で、夜勤手当がない分、収入が減少する可能性もあります。そのため、自身のライフスタイルやキャリアプランに合わせて、職場選びを慎重に行うことが重要です。

夜勤なしで働ける看護師の職場14選

職場 ここがおすすめ
病院の外来 病院勤務の安定感を得ながら、日中のみの勤務ができる
日勤のみの病棟 病棟経験を活かしつつ、着実なキャリアアップが目指せる
クリニック・診療所 地域密着で患者さまとじっくり向き合える
美容クリニック 夜勤ゼロで働きながらも好待遇を叶えられる
透析室
透析クリニック
ルーティンワーク中心で生活リズムも安定する
訪問看護 一対一のケアで本当に必要とされる看護ができる
訪問診療 在宅医療の分野で個別性の高いケアができる
デイサービス 高齢者との温かい交流が毎日の癒しとやりがいにつながる
日勤のみの有料老人ホーム ご入居者さまとゆったり関わり、多職種連携のスキルを磨ける
保育園・こども園 子どもの成長を見守りながら看護の仕事ができる
健診センター 予防医療に携わり、健康を支えるやりがいがある
企業看護師
(産業看護師)
「会社の保健室」で看護の新しい形を実現できる
治験コーディネーター やりがいのある裏方ポジションで医療の進歩を支えられる
内視鏡室
内視鏡クリニック
専門分野で活躍しながら、プライベートも大切にできる

夜勤なしで働ける看護師の職場には、病院の外来をはじめクリニックや訪問看護などさまざまです。以下で各職場での仕事内容ややりがい、メリット・デメリットなどについて詳しく紹介します。

病院の外来

病院の外来
メリット ・ワークライフバランスを保ちやすい
・幅広い業務への柔軟な対応力が身につく
デメリット ・患者さまと向き合う時間が少なめ
・有床病院の場合、夜勤が発生する可能性もある
こんな看護師におすすめ 身体的負担を減らして、幅広い業務に対応したい方

病院の外来看護師は、主に医師の診療補助やバイタルチェック、採血、処置、生活・服薬指導、病棟との連携などを行います。外来の短い時間で患者さまを支援するため、高いコミュニケーションと臨機応変な対応力が求められます。

残業や体力的な負担は少なめなので、プライベートと両立したい方におすすめです。

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日勤のみの病棟

メリット ・看護師としてスキルアップできる
・勤務経験が少ない場合でもフォロー体制があれば勤務しやすい
デメリット ・職場によっては夜勤を求められる場合もある
・残業が発生する場合がある
こんな看護師におすすめ 患者さまのそばに寄り添い、広く経験を積んでスキルアップしたい方

病棟看護師は一般的に夜勤を求められますが、職場によっては日勤のみで働ける場合もあります。勤務先の病院と交渉することで、同じ職場で勤務を続けられる可能性があるでしょう。

夜勤がない場合も、病棟看護師の日勤の仕事内容と同じことをします。看護師としてのスキルアップや病院の教育・フォロー体制を利用できる点がメリットです。

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クリニック・診療所

メリット ・地域密着型で働きやすい
・比較的軽症の患者さまが多く、身体的・精神的負担が少ない
デメリット ・看護以外の業務が多く、看護師としてスキルアップが難しい
・職員が少ないため、突発的な休みが取りにくい
こんな看護師におすすめ 身体的・精神的な負担を減らして、自宅から通いやすい場所で勤務したい方

クリニックで働く看護師の仕事内容は、病院の外来とほとんど同じです。病院と異なる点は、通院患者さまは病院よりも軽症の方が多いこと、地域の患者さまが継続的に通院していて信頼関係を築きやすいことです。

また、クリニックは職員の数が少ないため、看護師は事務作業や清掃など看護以外の業務も担います。病院と比べると、スキルアップが難しい側面もあるでしょう。

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美容クリニック

美容クリニック
メリット ・給料水準が高い
・社員割引制度を使える場合もある
デメリット ・土日祝日は基本的に出勤することが多い
・営業ノルマが発生する場合がある
こんな看護師におすすめ コミュニケーション能力が高く、美容医療に関心がある方

美容クリニックの看護師は受付対応やカウンセリング、レーザー照射、手術の介助などを担当します。社員割引で施術を受けられる場合があり、美容に関心の高い方には嬉しいでしょう。

また、給料水準が高く、インセンティブ制がある職場もありますが、営業ノルマが発生する可能性もあります。なお、美容クリニックはとくに接遇スキルが重視されるため、コミュニケーション能力が高い人におすすめです。

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透析室・透析クリニック

メリット ・外来勤務よりも年収が高いケースもある
・残業がほとんどなく、身体的な負担が少ない
・基本的にルーティンワークである
デメリット ・スキルアップは望めない
・気難しい患者さまとも頻繁に顔を合わせる必要がある
こんな看護師におすすめ ルーティン業務で安定した働き方をしたい方

透析室や透析クリニックは、人工透析を行う専門施設です。看護師は、主に透析の準備と透析中の看護、患者さまへの生活指導を行います

基本的に日中と夕方までのシフト制で働き、夜勤はありません。ルーティンワークがほとんどであるため、透析以外のスキルは身につきにくいです。慢性疾患の長期的なケアに関心がある看護師には向いているでしょう。

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訪問看護

訪問看護
メリット ・患者さまに寄り添った看護ができる
・在宅医療の現場でキャリアを磨ける
デメリット ・事業所によってはオンコール対応がある場合もある
・1人で柔軟に対応する力が求められる
こんな看護師におすすめ プライベートと両立して柔軟な働き方をしながら、患者さまとじっくり向き合いたい方

訪問看護の主な仕事は、患者さまの自宅療養の支援です。健康管理や必要な医療処置、服薬管理、ご家族のケアなどを行います。一人ひとりに寄り添った個別性の高い看護が実践でき、需要が高い在宅医療の分野でキャリアを積める点が魅力です。

基本的に日勤のみですが、オンコール対応がある事業所もあります。訪問スケジュールがある程度決まっているため、柔軟な勤務が可能な職場です。

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訪問診療

メリット ・患者さまの生活の場で、個別性の高いケアができる
・在宅医療の分野で経験を積める
デメリット ・オンコール対応がある職場もある
・看護以外の業務が発生する場合もある
こんな看護師におすすめ 在宅医療の分野で経験を積み、個別性の高いケアを提供したい方

訪問診療で働く看護師は、病気や障がいなど事情があって通院できない患者さまを対象に、ご自宅や入所中の施設を訪問して診療にあたります。具体的な仕事内容は、医師の診療の補助や患者さまの健康管理のサポート、ご家族の心理的サポートなどです。

需要が高まる在宅医療の現場で経験を積めることや、患者さま一人ひとりに個別性の高いケアができることにメリットがあります。なお、職場によってはオンコール対応や、ケア以外の事務業務などを担当する場合もあるでしょう。

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デイサービス

メリット ・状態が安定している利用者さまが多く、精神的負担が少ない
・医療行為が少ない
デメリット ・高度な医療行為や看護技術を磨く機会が少ない
・一緒に働く看護師が少ないケースが多い
こんな看護師におすすめ 利用者さまとのコミュニケーションやレクリエーションが好きな方

デイサービスで働く看護師の主な仕事内容は、利用者さまの健康管理と簡単な医療処置、服薬管理などです。状態が安定している方が大半で、医療行為は少なく残業もほとんどありません

看護師が介護職のサポートとしてレクリエーションに入り、利用者さまと交流することもあります。高齢者とのコミュニケーションが好きな人におすすめです。

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日勤のみの有料老人ホーム

メリット ・比較的ゆとりを持ってご入居者さまと関われる
・多職種連携のスキルが身につく
デメリット ・介護業務にあたるケースもある
・看護師としてのスキルアップが難しい傾向がある
こんな看護師におすすめ 高齢の方との関わりが好きで、介護の分野でも活躍したい方

有料老人ホームで働く看護師は、主にご入居者さまの健康管理や医療的ケア、日常生活のサポート、緊急時の応急処置などを行います。職場によっては、日勤のみで働けるケースも多いです。

一般的に急性期のご入居者さまはいないため、一人ひとりに寄り添いながら時間的余裕を持って対応できるでしょう。ただし、介護業務を行う必要がある点や、看護師としてのスキルアップが難しい点には注意が必要です。

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保育園・こども園

保育園・こども園
メリット ・休日はほとんどカレンダー通りに取れる
・子育てや小児科経験が活かせる
デメリット ・保護者対応が難しい
・看護スキルの向上は期待できない
こんな看護師におすすめ 子どもが好きでカレンダー通りに休みたい人

保育園勤務の看護師は、園児や職員の健康管理と保健指導、保護者への保健指導と情報提供を行う役割があり、それ以外の時間は保育業務をします。

基本カレンダー通りに休日が取れて、残業もほとんどないのでプライベートと両立しやすいでしょう。子どもの成長をそばで見守ることにやりがいを感じる方、保育業務にも携わりたい方に向いています。

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健診センター

健診センター
メリット ・残業がほとんどない
・健康な方の対応がほとんどであり、精神的・身体的負担が少ない
デメリット ・高度な医療行為や看護技術を磨く機会が少ない
・お客さまと時間をかけて関わる機会が少ない
こんな看護師におすすめ 採血が得意で、ルーティンワークに飽きずに取り組める方

健診センターの看護師は、主に採血や問診、身体測定、検査の介助などをします。とくに、採血は一度に多くのお客さまを待たせないように素早く行う必要があるため、採血に自信のある人に向いています。

業務は午前中に集中しているため残業はほとんどなく、ルーティンワークが好きな人にはおすすめです。病気を早期発見できるやりがいがあります。

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企業看護師(産業看護師)

メリット ・企業のカレンダー通りに休めて、体力的負担が少ない
・PCスキルやビジネスマナーも身につく
デメリット ・看護師としてのスキルアップが難しい
・仕事の相談ができる同僚が少ない
こんな看護師におすすめ 医療現場以外で看護の経験を活かしたい方

企業看護師の仕事内容は勤務先によって異なりますが、主に社員の健康管理やメンタルヘルス相談、健康相談などを行うことが多いです。ほとんどの場合、企業の勤務時間に合わせた完全日勤制で働きます。

看護職の同僚が少ないケースが多いため、自ら積極的に動いて関わっていく意識が必要です。人とのコミュニケーションが得意な方に向いているでしょう。

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治験コーディネーター

治験コーディネーター
メリット ・デスクワーク中心で体力的な負担が小さい
・日勤のみの仕事でも給与水準は高め
デメリット ・多くの医療機関関係者・製薬メーカー・被験者と関わるためコミュニケーションが難しい
・看護師の経験としてカウントされにくい
こんな看護師におすすめ 医療の現場経験を活かして新しい分野に挑戦したい方

治験コーディネーターは、新薬開発の臨床試験に関わる仕事です。医療機関と製薬会社の間に立ち、スケジュール調整や患者対応を行います

夜勤なし・土日休みが多いのが大きな魅力で、事務作業や人との調整が得意な人に向いているでしょう。開発に携わった新薬が世に出て人の役に立つことで、大きなやりがいがあります。

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内視鏡室・内視鏡クリニック

メリット ・消化器分野の専門的な技術を身につけられる
・残業がほとんどなくワークライフバランスが取りやすい
デメリット ・ルーティンワークである
・一般的な看護のスキルは身につきにくい
こんな看護師におすすめ 消化器分野に興味があり、テキパキとした流れ作業が得意な方

内視鏡室は、消化器系の検査・処置(胃カメラや大腸カメラなど)を専門に行う部署で、日勤のみの働き方が中心です。看護師は機材のセッティングや洗浄、検査の介助などを行います。

立ち仕事で緊張感のある場面もあるため、体力と集中力が必要です。段取りよくテキパキと働きたい方に向いている職場でしょう。

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看護師が夜勤なしの働き方を選ぶメリット【アンケート調査】

看護師が夜勤なしの働き方を選ぶメリット【アンケート調査】

  • 生活のリズムを崩さずに働ける
  • 仕事と生活の両立がしやすい
  • 身体的な負担を軽減できる
  • 看護師が夜勤なしの働き方を選ぶメリットは大きく分けて3つあります。夜勤は体力的な負担が大きく、長期的に考えると健康上のリスクもあるでしょう。

    日勤のみの勤務であれば、疲労は蓄積しにくくなります。生活リズムが整えば、身体的な負担を軽減でき、家事や育児、介護などとも無理なく両立できるでしょう。

    夜勤なしの働き方は、生活の質を高めつつ看護師として長く働くための重要な選択肢です。

    【夜勤なしの職場に転職した看護師の声①】

    【急性期病院→クリニックに転職した方のケース】
  • 急性期病院で勤務していたときは、慢性的な睡眠不足と不規則な生活リズムに悩んでいた。日勤になったことで睡眠の質が格段に向上し、体調を崩すことも減った。
  • 夜勤帯特有の緊張感から解放され、日勤では精神的なゆとりが生まれている。
  • 【夜勤なしの職場に転職した看護師の声②】

    【総合病院(病棟)→総合病院(外来)に転職した方のケース】
  • ローテーションでいろいろな診療科目を回れるので、診療科目について幅広く学べることにつながった。
  • 病棟勤務時代は昼食が取れないことや時間が不規則だったこともあるが、日勤のみ&外来勤務になったことで昼食もしっかり取れている。
  • 【夜勤なしの職場に転職した看護師の声③】

    【病棟→クリニックに転職した方のケース】
  • 固定休で年末年始休暇もあるため予定が立てやすく、プライベートを大切にしながら働けるようになった。
  • 病院のように委員会活動がないため、面倒なことがなくなった。
  • 【夜勤なしの職場に転職した看護師の声④】

    【病棟→訪問看護に転職した方のケース】
  • 一人で訪問することに不安があったが、移動時間をドライブ感覚で過ごすなど自由度があり、楽しいと感じている。
  • 患者さまだけでなくご家族ともしっかり時間を取ってお話しできるため、個別性の高い看護が実践できていてやりがいを感じる。
  • 【夜勤なしの職場に転職した看護師の声⑤】

    【病棟→クリニックに転職した方のケース】
  • 年齢が増すにつれて夜勤が体力的に辛いと感じていた。日勤のみに変わって生活リズムが整い、長く同じ職場で働き続けたいと思えるようになった。
  • 祝日や長期休みは休診日でスタッフ全員休みであるため、休みを取ることに引け目を感じなくなった。家族や友人との時間を確保できるようになった。
  • 【夜勤なしの職場に転職した看護師の声⑥】

    【在宅ホスピス→訪問看護に転職した方のケース】
  • 土日休みが叶い、子どもの行事も見に行けるようになった。
  • 転職前と業務内容は変わらないため、経験を活かしながら主体的に考え、利用者さまの看護をできるようになった。
  • 移動時間は外にでて1人になれるため、落ち着いて看護記録をしたり、息抜きができたりしている。
  • 夜勤なしで働く看護師が高収入を目指すコツはこちら

    看護師が夜勤なしの働き方を選ぶデメリット

    看護師が夜勤なしの働き方を選ぶデメリット

  • 夜勤ありに比べて年収が下がる可能性がある
  • スキルアップのチャンスが少ない
  • 転職先や求人の選択肢が限定されやすい
  • 一方で、夜勤なしの働き方を選ぶ場合デメリット大きく分けて3つあります。まず、夜勤手当がつかなくなることで給与が下がり、収入面で不安を感じやすくなる可能性があります。

    また、日勤中心の職場では医療処置の機会が限られ、スキルの維持が難しいでしょう。加えて、日勤のみの求人は人気が高く、競争率が高い傾向にあります。

    キャリアアップや収入を重視している人にはあまり向かないため、慎重に検討しましょう。

    【デメリットを解消するポイント】

    求人情報の中で、「夜勤の有無」以外の項目も細かくチェックする

    夜勤なしで働く看護師が高収入を目指すには?

    夜勤なしで働く看護師が高収入を目指すには?

    夜勤なしの職場で働く場合、夜勤手当がないため、基本的に収入は低めであることがほとんどです。しかし、職場の選び方によっては高収入を目指すことも可能。以下に、高収入を得やすい職場の選び方を紹介します。

    手当の対象になる資格取得を目指す

    夜勤なしの職場でも、「資格手当」が支給される場合があります。看護師以外の資格を取得して資格手当の支給対象になれば、夜勤手当がつかなくても収入アップを目指せる可能性があります。

    手当支給の対象になる資格は、代表例として「認定看護師」や「専門看護師」などがあります。職場によって資格手当が支給されるかどうかが異なるため、条件をよく確認しましょう。

    【手当支給の対象になる資格の例】

  • 認定看護師(救急看護など21分野)
  • 専門看護師(がん看護など14分野)
  • 特定行為看護師
  • 透析技術認定士
  • 役職を目指す

    夜勤なしの職場でも、役職や管理職の立場になることで「役職手当」が支給され、基本給の昇給につながる可能性があります。具体的な例としては、病院やクリニックの看護部長、看護師長、主任や、訪問看護ステーションや介護施設などの施設管理者です。

    看護師の指導や教育などマネジメント業務に興味がある人なら、目指してみることをおすすめします。

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    基本給が高い職場に転職する

    現在の職場で夜勤なしの状態で働いた場合に、昇給を目指すのが難しいと感じる人は、転職するのもひとつの方法です。

    夜勤なしの職場の中には、基本給が高く設定されているところもあります。自由診療がメインの美容クリニックや規模が大きい医療施設、民間企業が運営している施設などは、基本給が高めに設定されることが多いです。求人情報をよく見て、転職活動を進めてみましょう。

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    夜勤なしで働きたい看護師向けのQ&A

    夜勤なしで働くことをご検討中の方向けに、よくある質問をまとめました。ぜひ参考にしてください。

    Q.夜勤なしで働く看護師の平均年収は?

    A.幅はありますが、平均で450万円前後と考えられます。

    夜勤の有無に関係なく、一般的な看護師の平均年収は約519万円(※)です。夜勤なしで働く看護師の場合、このうち夜勤手当分が少なくなると考えられます。

    たとえば、2交替制の夜勤を1カ月あたりの平均回数「4.8回」担当した場合、1カ月につく夜勤手当の総額は「56,712円」、1年では約68万円です。

    ただし、収入は職場によってばらつきがあります。給与が低めの職場では年収が400万円程度になるケースもあるようです。収入については転職前によく確認するようにしましょう。

    【看護師の平均夜勤手当・平均回数】

    夜勤体制 平均夜勤手当 平均回数(1カ月あたり)
    2交替制 11,815円 4.8回
    3交替制準夜勤 4,567円 7.4回
    (準夜勤、深夜勤合わせた平均回数)
    3交替制深夜勤 5,715円

    ※1厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」(一般労働者)のデータを使用し、「(きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額」(1万円未満の位は切り捨て)で計算しています。

    ※2参考:日本看護協会2024 年 「看護職員の賃金に関する実態調査」結果

    ※3 参考:日本看護協会「2024年 病院看護実態調査報告書

    Q.正社員の看護師も夜勤なしで働ける?

    A.夜勤なしでも正社員看護師として働ける職場はあります。

    実際、夜勤なしの正社員求人もあります。夜勤ありの求人に比べるとは少ないですが、職場の選び方に注意すれば夜勤なしの正社員求人は見つかるでしょう。

    たとえば、「病棟で日勤のみ可」の正社員求人は少ない傾向にありますが、「訪問看護ステーション」や「健診センター」などであれば正社員求人を出しているところもあります。

    Q.夜勤なしの看護師も年収500万円を目指せる?

    A.基本給が高い職場や資格手当・役職手当がつく職場を選べば、年収500万円を目指すことも可能です。

    手当などがない職場では年収500万円を目指すのは難しいでしょう。年収500万円に近づくには、「認定看護師」などの専門性の高い資格を持っていて「資格手当」がつく職場を選んだり、管理職に就いて「役職手当」をもらったりするなど、働き方を工夫することが必要です。

    また、求人数は少ないですが、基本給が高い職場もあるので職場選びも大切です。

    Q.看護師が夜勤なしで働くと高収入は難しい?

    A.夜勤なしだと夜勤手当はつきませんが、職場の選び方によっては高収入を目指せます。

    夜勤手当はつきませんが、職場の選び方によっては高収入も目指せます。たとえば、美容クリニックでは基本給が高いことに加え、営業成績によってインセンティブがある場合も。

    また、訪問看護ステーションでは、訪問件数に応じた報酬が支払われる場合もあります。資格手当や役職手当で高収入を目指すこともできるでしょう。

    Q.看護師が夜勤なしの職場に転職を目指すには?

    A.まずは自身の「転職の軸」を持ち、「夜勤なし」以外の条件もしっかりと見て検討しましょう。

    転職を考えるときは、「夜勤なし」以外の部分で自身が職場に求める条件を整理しましょう。福利厚生や保険制度、職場における業務内容など、求人情報のさまざまな点を見たうえでよく検討し、転職先を決めることが大切です。

    求人情報を見てもよく分からなかったり、悩んだりするときには転職サポートサービスに相談するのがおすすめです。

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    夜勤なしで働ける看護師の職場は増加しており、日勤のみの看護師も活躍の幅が広がっています。夜勤なしの仕事は体調面やプライベートとの両立の面でメリットが大きいです。ただし、日勤のみだと収入が減少する点や、人気で倍率が高い点には注意が必要でしょう。

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