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看護師の面接の逆質問で何を聞く?好印象の例文や準備することを徹底解説
記事掲載日:2025/05/26
看護師の面接では、面接官から「最後に何か聞きたいことはありますか」と問われる「逆質問」の時間があります。今回は、看護師の転職活動における逆質問の質問例と質問の選び方を詳しく紹介します。好印象を残す方法も解説していますので、面接を控えている方はぜひ参考にしてください。
- 看護師の面接での逆質問の重要性
- 逆質問で上手にアピール!看護師面接での7つの質問例
- これはNG!看護師の面接で避けるべき逆質問3選
- 【看護師向け】逆質問の準備の仕方
- 看護師が面接の逆質問で好印象を残すポイント
- 面接時の積極的な逆質問で好印象を残そう
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看護師の面接での逆質問の重要性

そもそも看護師の面接において、逆質問はどのような意味を持つのか、よくわかっていないという方も多いでしょう。以下で、逆質問の概要と、面接官が逆質問をする理由を解説します。
逆質問とは?
逆質問とは、面接の終盤に必ずといってよいほど設けられる、面接官が応募者へ質問を促す場面です。
志望先と応募者がお互いをより深く知るための絶好の機会であるとともに、志望者にとっては自分をアピールできるチャンスといえます。
逆質問の機会が与えられた場合には、積極的に質問しましょう。そのためには、あらかじめいくつか質問を用意しておく必要があります。
面接官が逆質問をする理由
面接官が逆質問を促す理由は、応募者がどのような人物であるかをより深く理解するためです。逆質問の内容から、応募者のコミュニケーション能力を図り、さらには、応募者がどれだけ職場について調べ、理解しているかを見ています。
また、職場とのミスマッチを防ぐため、応募者が気になっている点を解消したいという狙いもあります。
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看護師がやるべき面接対策4つ!マナーや頻出質問・落ちる人の特徴を解説
逆質問で上手にアピール!看護師面接での7つの質問例
2.職場の雰囲気を知る質問例
3.就職後の未来を見据えた質問例
4.具体的な働き方を引き出す質問例
5.自分の価値観と職場がマッチしているか確認する質問例
6.自分のスキルと病院が求めるスキルが合致するかを知る質問例
7.病院以外の応募先で聞いておきたい質問例
ここでは、逆質問の際に上手に自分をアピールできる質問の具体例を紹介します。参考にしながら、自分に合った質問を考えてみましょう。
1.志望意欲を示す質問例
志望意欲を示す質問をすると、面接官に自分の本気度を伝えられるでしょう。入職までにしておく準備や勉強しておくこと、身につけておくとよいスキルなどを尋ねるのがおすすめです。
このような質問をすることで積極的に学ぶ姿勢が伝わり、面接官に即戦力の人材であることをアピールできます。また、志望先の職場に貢献したいという意思表示にもなります。印象アップにつながるだけでなく、実際の入職準備にも役立つ質問です。
【例文】
2. 職場の雰囲気を知る質問例
職場の雰囲気を知ろうとする質問は、新しい職場に早く馴染もうとする前向きな姿勢を見せられ、面接官に好印象を与えます。実際にその職場で働いている看護師に関する質問をすれば、働きやすさや人間関係などが想像しやすく、自分が気持ちよく働ける環境であるか判断する助けになるでしょう。
たとえば、若い職員が多ければ自分の年齢によっては責任ある立場になる可能性があります。反対に、ベテランの職員が多ければ指導を十分に受けられるかもしれません。新しい職場の雰囲気を知ることは、長期的な働き方を考えるうえでも重要です。
【例文】
3. 就職後の未来を見据えた質問例
就職後の未来を見据えた質問をすると、面接官から見れば「将来を見据えて自己研鑽でき、向上心のある人材」と好印象につながるでしょう。
外部研修や資格取得に対する補助、院内の勉強会、役職や管理職を目指すキャリアパスの有無などを質問することで、志望先のキャリアアップに対する意識がわかります。入職後のキャリアに関する質問は、自身のキャリアを考えるきっかけにもなるでしょう。
【例文】
4. 具体的な働き方を引き出す質問例
志望先での具体的な働き方を知ることは、日々の業務をイメージするうえで役立ちます。
たとえば、志望先で働く看護師の1日のスケジュールや、具体的な業務例、担当する患者数などを質問してみると、おおまかな仕事のイメージが把握できるでしょう。
質問によっては、だいたいの出勤・退勤時間の目安を教えてもらえる場合もあります。具体的な業務内容や業務量を確認することで、入職後のミスマッチを防げるメリットもあります。
【例文】
5.自分の価値観と職場がマッチしているか確認する質問例
面接の逆質問を通して、自分の看護観と病院の看護方針や理念の間に大きなズレがないか確認しておくことは大切です。職場の人間関係も大切ですが、自分の価値観と異なる職場に勤めるのは精神的な不安を招く原因になります。
看護観と病院の方針が合っていれば、仕事に対する満足度が高まり、やりがいを感じながら働けるでしょう。
看護理念や病院の方針についてより詳しく話を聞いたり、志望先が求める人材のイメージを確認したりしてみると理解が深まります。
【例文】
6.自分のスキルと病院が求めるスキルが合致するかを知る質問例
志望先の職場で活躍するには、自分の持っているスキルと応募先が求めているスキルが合致していることが重要です。いきいきとやりがいをもって働けるかどうかに関わるため、自分の強みを活かして仕事をしていきたいと考えている人は確認しましょう。
現在活躍している看護師の持つスキルや、必要となるスキルを質問してみると理解が深まります。とくに、未経験の診療科である場合は、入職後の研修やフォロー体制を確認しておくと安心でしょう。
【例文】
7.病院以外の応募先で聞いておきたい質問例
規模の大きな病院から、施設やクリニックなどへ転職する場合は、同じ看護師でも求められる仕事内容が異なる場合があります。清掃や書類整理、事務業務など予想していなかった業務が求められることもあるので、逆質問の機会に聞いておきましょう。
どのような業務が求められる可能性があるのかあらかじめ下調べをしておき、さらに逆質問で応募先特有の業務内容がないか確認するのがおすすめです。
【例文】
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看護師の面接で多い質問&回答例-受け答えのポイントや事前準備について
これはNG!看護師の面接で避けるべき逆質問3選

逆質問の内容によっては、面接官からの印象を悪くしてしまう場合もあります。以下で、理由とともに詳しく見ていきましょう。
待遇に関する内容
基本的に、面接の場で待遇にかかわる質問は避けたほうが無難です。給与や残業、休暇についての詳細は、面接前の求人情報や病院のHPなどで確認できます。
逆質問で待遇面の質問をすると、面接官に「待遇を重視していて仕事への熱意が欠けている」という印象を残してしまうおそれがあります。
【待遇について確認したいときの対処方法】
調べたらわかる内容
事前に調べればわかる情報を面接で質問するのは避けましょう。事前準備が不足しているとわかると、本気で職場を志望していないように見え、熱意に欠ける印象を与えてしまいます。
事前にホームページ等で調べ、それでも分からなかったことは「ホームページには○○と記載がありますが...」等と前置きして質問しましょう。
【調べたらわかることについて尋ねたいときの対処方法】
「とくにありません」という回答
「とくにありません」という回答は、逆質問の場ではもっとも避けるべき内容です。面接官に、志望先に対する関心や志望度が低いという印象を与えてしまいます。
また、意欲がない人物と捉えられるおそれもあるため、必ず質問は複数用意して面接に臨みましょう。
それでも、面接中の説明で質問がすべて解決してしまうことがあります。その際にはお礼も交え、その旨を正直に伝えるのも一つの方法です。
【逆質問がない場合の対処方法】
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【看護師向け】逆質問の準備の仕方

逆質問の準備で大切なことは、事前に志望先について調査しておくことと、自分自身の関心を明確にすることです。まずは、志望先の病院や施設について詳細をリサーチし、理念や特徴などを理解しておきましょう。
さらに、自分のキャリアの目標や希望する働き方を整理し、それと関連付けた質問を考えるとよいでしょう。「自分が働くとこのような面で貢献できる」とアピールできます。
【逆質問の作り方の例】
看護師が面接の逆質問で好印象を残すポイント
看護師が逆質問で好印象を残すためのポイントは「質問の意図を明確にする」「ポジティブな質問をする」の2つです。詳しくは以下で解説します。
質問の意図を明確にする
マナーとして、逆質問をする際には質問の意図を明確にしましょう。なぜ質問しているのかが曖昧だと、面接官もどのように答えればよいか分からなくなります。
逆質問の背景を伝えることで、面接官が答えやすくなり、得られる情報も多くなります。
ただし、あまりにも長々と説明しすぎないように注意しましょう。
【質問の意図を明確にするポイント】
ポジティブな質問をする
逆質問ではネガティブな内容は避け、ポジティブなものを心がけましょう。面接官にマイナスな印象を残してしまうためです。ネガティブな内容は前向きな表現に変換して質問すると、前向きで意欲的な印象になりやすいでしょう。
たとえば、スキルに自信がない場合は「積極的にスキルアップを図りたい」と言い換えできます。
【ネガティブな質問をポジティブな質問へ変換した例】
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面接時の積極的な逆質問で好印象を残そう
紹介したように、逆質問は単なる質問の機会にとどまらず、面接官に好印象を残す大きなチャンスです。職場の雰囲気を知り、少しでも早く馴染もうとする姿や、積極的にスキルアップしようとする姿は面接官から見てとても魅力ある人材に映るでしょう。せっかくの自分をアピールできる逆質問の時間を「とくにありません」で終わらせてしまうのは惜しいことです。
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「なぜ転職するのか」の理由を
明確にするところから一緒に考えます。
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