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看護師の面接で多い質問&回答例-受け答えのポイントや事前準備について

記事掲載日:2023/05/12

看護師の面接で多い質問&回答例-受け答えのポイントや事前準備について

看護師として転職したい方、面接でどのような質問をされるか気になりますよね。看護師の採用面接では、基本事項だけでなく看護師ならではの専門的な質問をされる場合があります。今回は、看護師の中途採用面接で多い質問と回答例をご紹介。受け答えのポイントや逆質問例、事前準備についても解説しているので、ぜひご参考にしてください。


看護師の採用面接で好印象を残す!質問に答えるときのポイント

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採用担当者に与える印象は、質問への受け答え方によって大きく変わります。少しでも好印象を残して採用へつなげるために、質問に答えるときは以下のポイントに気をつけましょう。

回答に一貫性を持たせる

履歴書に記載したことはしっかりと把握し、終始一貫した内容の受け答えを徹底しましょう。

履歴書の記載内容と面接の質疑応答で話す内容に行き違いがあると、採用担当者は違和感を抱きます。不信感を与え、履歴書に嘘があるのではないかと思われる可能性も。自己PRや経歴、経験など話す内容には一貫性を持たせ、嘘をついたり見栄を張ったりせず正直に答えましょう。

明るくハキハキと話す

質問に答えるときは、採用担当者の目を見ながら、明るく大きな声でハキハキ話しましょう。

人の印象は話し方ひとつで大きく変わるものです。ボソボソと小さな声で答えたり、視線が下を向いていたりすると暗い印象を持たれてしまいます。

また、早口で話すと聞き取りづらくなり、こちらの意図がうまく伝わりません。面接は緊張しますが、できるだけ落ち着いてゆっくり話すことを心がけましょう。

結論から簡潔に伝える

質問に答えるときは最初に結論を短く伝え、その後具体的な説明やエピソードを話します。説明からダラダラ話し始めると、結局何が言いたいのか伝わらない返答に。

看護師として熱意のアピールも必要ですが、「一番伝えたいこと」をわかりやすく伝える意識がもっとも大切です。具体的な説明やエピソードも長くなりすぎないよう、簡潔に話しましょう。

正しい敬語を使う

面接ではビジネスマナーを守り、正しい言葉遣いで受け答えすることが重要です。

丁寧に答えようとして普段使い慣れない敬語を使うと、不自然な言い回しになってしまう場合があります。

一人称は「わたし」「わたくし」、志望先については「御院(おんいん)」「御施設(おんしせつ)」など、話し言葉として適切なものを使いましょう。敬語を使い慣れず不安な場合は、事前にビジネスに使える敬語マナーについて調べておくのがおすすめです。

看護師の面接で聞かれやすい質問&回答例【基本事項】

上記に挙げた6つは、看護師以外の面接でもよく聞かれる質問です。どれも基本事項なので、面接で自信を持って答えられるよう、自分なりの回答を用意しておきましょう。

自己紹介

質問
「自己紹介をお願いします。」

自己紹介は、看護師以外の面接でも最初に聞かれる質問です。

第一印象が決まる大切なポイント。
話の内容だけでなく話し方や姿勢、しぐさ、雰囲気なども採用担当者は見ています。

回答例
「本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。〇〇 ○○と申します。私は○○専門学校卒業後、病院やクリニックで約○年間看護業務に従事してきました。看護師として勤務する中で、〇〇ケアに力を入れておられる御院を知り、私もそのようなケアに携わっていきたいと考え、今回応募させていただきました。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」

自己紹介では、フルネーム・最終学歴・職歴を簡潔に伝えましょう。背筋を伸ばし堂々と話すことで、採用担当者に好印象を与えられます。

また、経歴の後に志望動機や自己PRも簡潔に付け加えると、次の話題へのつながりがスムーズです。詳しい志望動機や自己PRは後で話すので、自己紹介の段階ではひと言程度で短くまとめましょう。

志望動機

質問
「当院への志望動機を教えてください。」

志望動機も、自己紹介と同様に面接で必ず聞かれる質問です。採用担当者は志望動機から、志望先の特徴をきちんと理解しているか、看護師として長く働いてもらえそうかといった点を見ています。

回答例
「御院を志望した理由は、患者さまの日常生活に根づいた適切な看護ケアを実践できると考えたためです。

私は、これまで専門的な治療を扱う大きな病院で働いてきました。医療機関の特性から、どうしても患者さまお一人お一人の生活に合わせた看護ケアを提供できず、やりきれない思いを抱えながら看護をしておりました。

御院は、患者さまが普段から通院している身近な医療機関とお見受けしております。御院であれば、自分が理想とする患者さまに寄り添う看護ケアを実践できると思い、志望いたしました。」

志望動機は、自分の志望理由や看護師としての強みと、志望先の特徴を織りまぜて伝えましょう。回答に志望先の特徴を盛り込むことで、よく理解して応募していることをアピールできます。

また、志望動機では給料など待遇の面について触れすぎると印象が悪くなるので、なるべく言わないようにしましょう。

自己PR

質問
「ご自身の自己PRをしてください。」

こちらも、看護師以外の面接で自己紹介や志望動機とセットで聞かれます。

採用担当者が見ている点は、応募者のアピールポイントと採用する側の求める人物像が合致しているかどうかです。看護師として入職した後の働きぶりをイメージできるような回答が期待されます。
自身の強みを分析し、あらかじめ何をアピールするか考えておきましょう。

回答例
「私のアピールポイントは、誰とでも打ち解けられるところです。

看護の場では緊張したり、不安な気持ちを抱えていたりする患者さまがたくさんいらっしゃいます。私はそのような患者さまに対して、穏やかな口調で声をおかけしたり、何気ない雑談をしたりして、患者さまの不安を減らし気持ちを和ませられるよう常に行動してまいりました。

そのような日頃の意識もあり、とくにお子さまや高齢の患者さまと円滑にコミュニケーションを取ることができたと感じております。」

その他にも、「協調性がある」「柔軟な対応ができる」「忍耐力がある」といった、看護現場で活かせる特徴をアピールするのもよいでしょう。

ただし、自己PRは具体的なエピソードがないと採用担当者もつかみにくいもの。応募者が志望先で活躍する姿を採用担当者がイメージできるよう、具体的で内容の濃い自己PRにしましょう。

経験やスキル

質問
「あなたのこれまでの経験や身につけたスキルについて聞かせてください。」

看護師の中途面接では、これまでの経験やスキルがとくに重視されます。

採用担当者は、応募者が志望先で活用できるスキルを持っているかどうかを見ています。即戦力が求められることが多いので、しっかりとアピールしましょう。

回答例
「私はこれまで混合病棟で勤務し、いろいろな病態の患者さまの看護を行なってきました。

業務の中で様々な経験をし、幅広い疾患に対応できるアセスメント能力が養われました。また、どのような状況でも動じることなく、患者さまに寄り添う看護を提供できるようになったと実感しています。

また、受け持ち人数が多い職場でしたので、時間の管理能力が身につきました。限られた時間の中でどう動くか、常に考えながら業務にあたっています。」

これまでに経験した業務の中から、志望先で活かせそうなことを厳選してアピールしましょう。

どのような業務の経験があるのか、イメージがしっかり伝わるように具体例を交えて話します。長々と話しすぎると伝わらないので、アピールポイントを絞ってまとめることが大切です。

長所と短所

質問
「あなたの長所と短所を教えてください。」

長所と短所は、応募者の人柄や特徴を知るための大切な質問です。

採用担当者は長所から応募者の強みを、短所から応募者が問題に直面した際にどう乗り越えるのか、解決するための努力や対応力を知りたいと考えています。

回答例
「私の長所は、人のよいところを見つけられることです。

前職では、教育担当を任されていました。新人看護師一人一人の強みをいち早く見つけ、その強みを活かすためにはどんな指導を行うべきか常に心がけて、業務に励んでまいりました。

短所は少しせっかちなところです。

つい気持ちが先へ行って、焦ってしまうことがあります。ですので、自分で気がついたときには深呼吸をして、気持ちを落ち着け、冷静に判断するよう努めています。」

長所はとくにアピールしたいポイントなので、具体的なエピソードを交えて説明しましょう。

短所についても、嘘はつかず正直に答えることが大切です。ネガティブな言い方で終わらせず、その短所をカバーするために気をつけていることを添えると印象がよくなります。

転職・前職の退職理由

質問
「転職を決めたきっかけは何ですか?」

看護師の転職面接では、必ず聞かれる質問です。採用担当者は、できるだけ長く働いてくれる人材を採用したいと考えています。同じような条件がそろえばまた退職の可能性があるので、採用担当者としては注目している内容です。

回答例
「これまで看護業務を5年間経験し、基本的なスキルを身につけてまいりました。今後、自身のスキルアップを考えたときに、教育体制が整っている御院への転職を考えた次第です。」

体調不良や人間関係などが理由で退職した場合でも、嘘をつかず素直に伝えましょう。ただし、前の職場の悪口にはならないように注意してください。ネガティブな理由であっても、今後の目標や挑戦したいことを伝えて、ポジティブにまとめることが肝心です。

退職理由の伝え方に悩む看護師さんは多くいらっしゃいます。「どう伝えたらいいか悩む。」「客観的なアドバイスが欲しい」という方は、専門のコンサルタントに相談し、アドバイスをもらうこともおすすめです。

看護師の面接で聞かれやすい質問&回答例【価値観について】

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価値観に関する内容は、看護師の面接でもとくによく聞かれる質問です。回答には応募者の人柄や目指す将来像などが表れます。志望先が求めている看護師像を理解し、自分の考えや熱意をアピールしましょう。

看護師を目指した理由

質問
「なぜ看護師になりたいと思ったのですか?」

看護師を目指した理由は、中途採用の面接であっても聞かれることがあります。採用担当者が知りたいポイントは、応募者の人柄や人格、看護師の仕事に対する思いなどです。

回答例
1「母親が看護師だったので、昔から看護師の職業に憧れていました。」

2「幼い頃病気がちで、入退院をする中で看護師さんたちがとてもやさしく接してくれました。この経験から、私も患者さまに親身になって寄り添える看護師になりたいと思い志しました。」
3「昔から何か人の役に立つ職業に就きたいと考えていました。高校生で進学先を悩んでいたところ、当時の担任の先生が『看護師という道はどうか』とすすめてくれたことがきっかけです。」

あまり難しく考えず、正直に看護師を目指したきっかけを伝えてOKです。

ただし、「収入が安定している」「ボーナスが高い」など、金銭面の理由を伝えるのは控えましょう。自分の体験や仕事内容など、モチベーションにつながる理由の方がよい印象を与えられます。

理想とする看護観

質問
「あなたが理想とする看護師像を教えてください。」

採用担当者は応募者の看護観から、志望先の看護理念とミスマッチを起こさないかどうかを見ています。

回答例
「私は、適切な処置を行えるのはもちろん、病気で不安になっている患者さまのお気持ちを理解し共感できる看護師を理想としています。

日々の業務上、どうしても患者さまお一人お一人にじっくり時間をかけて向き合うことは難しいです。しかし、看護師は患者さまに近い存在であるため、限られた時間の中でも常に患者さまの立場に立ち、今どのようなケアが必要であるかを考えながら行動することが大切であると感じています。

患者さまにとって、適切な処置だけでなく、温かい心配りや気遣いなどの精神的な面からも不安を解消できるような、そのような看護師を目指しています。」

面接で看護観の質問に答えるときは、志望先の看護理念や看護目標を調べておくのがよいでしょう。志望先がどのような看護師を求めているか、考えて回答するのがおすすめです。

印象に残ったエピソード

質問
「患者さまと関わる中で、一番印象に残っていることを教えてください。」

患者さまとのエピソードは、看護師の中途面接でときどき聞かれることのある質問です。採用担当者は、応募者がこれまでの経験で学んできたことや、看護に対する気持ちのあり方などを見ています。

回答例
「長期入院をしている患者さまが数名、消灯前に私と話をする時間を楽しみに待ってくださっていたことです。

同年代の方も中にはいらっしゃり、闘病で辛い毎日の中でも、人と楽しく会話する時間は患者さまにとって、とても大切なものなのだと痛感しました。

それからはとくに、患者さまの心を明るくできるよう、声かけの仕方に気を配るようになりました。」

患者さまと関わったときの様子や状況を伝え、その体験から得た学びを盛り込んで回答しましょう。単にエピソードの説明にならないよう、長々と話さず端的に伝えます。

将来の目標や展望

質問
「将来的にどのような目標や働き方を思い描いていますか?」

看護師の中途面接では、将来についての質問もときどき聞かれます。採用担当者がとくに見ているポイントは、応募者の長く働き続ける意思や仕事に対する意欲などです。採用担当者は、将来長きにわたって意欲的に勤務できる人材かどうかを確認しています。

回答例
「今はまず、通常の看護業務をこなせるようになることが目標です。ゆくゆくはリーダー業務や後輩の指導も担当できるようになりたいと考えています。

また、専門看護師の資格を取得し、精神看護の分野でのスペシャリストになることが目標です。」

将来的にできるようになりたい業務や学び続ける意欲、身につけたいスキルなどをアピールしてみましょう。

看護師の面接で聞かれやすい質問&回答例【業務について】

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業務について質問されたときは、自身の希望をきちんと伝える必要があります。入職後に「思っていた職場と違った」とギャップを感じないよう、回答を準備しておきましょう。

希望の配属先

質問
「採用が決まった場合、どの部署への配属を希望されますか?」

希望の配属先についての質問は、大学病院や総合病院などさまざまな部署がある医療機関で聞かれることが多いです。応募者の希望部署だけでなく、働き方や経験してみたい分野、仕事に関する意欲を採用担当者は見ています。
加えて、希望の部署に配属されなかった場合、退職の可能性があるかどうかも見られている可能性が高いです。

回答例
「御院で採用された際は、〇〇病棟を希望します。

理由は、私がこれまでに勤務してきた〇〇の経験が活かせると考えるためです。

また、御院では〇〇のような業務も経験させていただきたいと思っております。もし経験のない部署に配属された場合でも、新しいことを学ぶ意識を常に持ち、業務に励んでまいります。」

希望する配属先があればストレートに伝えましょう。希望する理由や配属先でやりたいこと、学びたいことなどを伝えると好印象です。

希望を伝えても、その思いが通るとは限りません。そのため、「絶対にここの部署がいいです」などと断定する言い方は控えましょう。希望の配属先でなかった場合についてもひと言添えることで、より好印象を得られます。

勤務条件

質問
「夜勤や残業などは可能ですか?」

医療機関によっては夜勤や残業などが必須の場合も。採用担当者は勤務条件の質問を通して、応募者が対応できる夜勤の回数や残業時間などを確認したいという思いがあります。

回答例
「3歳の子どもがおりますので、家庭の事情で夜勤の対応はできません。◯時以降の勤務は難しいですが、○時まででしたら残業も対応できます。」

採用後にイメージと違ったということのないよう、自身の希望ははっきり伝えましょう。あいまいな回答をしないために、事前に対応できる夜勤の回数や残業時間を考えておく必要があります。

看護師の面接で聞かれやすい質問&回答例【その他】

ブランクがある場合

質問
「転職するまでに5年の期間があいた理由は何ですか?」

看護師の職歴に空白期間がある場合、ほぼ聞かれる質問と考えましょう。

採用担当者は仕事に対する意欲があるかどうか、病気・育児・介護など今後の業務に影響する可能性があるかどうかを見ています。

回答例
「前職は育児に専念するため退職しました。現在は子どもが小学生になりましたので、学童保育を利用しての復帰を予定しております。」

仕事から離れた理由とその期間にしていたこと、復職の理由を盛り込んで伝えます。病気や育児・介護が理由の場合は、今後どの程度働けるのかを回答しましょう。

パート勤務を希望する場合

質問
「パート勤務のご希望ですが、急なシフト変更などは可能ですか?」

パートタイムの看護師面接で、ときどき聞かれることがある質問です。職場によっては急なシフト変更がある可能性も。採用担当者は、シフト変更にもある程度対応できる人材を求めています。

回答例
「家族の介護がありますので、◯曜日と○曜日は難しいです。それ以外の曜日でしたら、柔軟に対応は可能です。」

自身の状況を説明したうえで、対応可能な条件を正直に伝えましょう。印象をよくしようと嘘をつくと、採用後のトラブルになりかねないので避けてください。

看護師の面接で答えに迷う質問をされたときの回答例

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看護師の採用面接では、回答に迷う質問をされる場合もあります。基本的には他の質問と同様に、嘘をついたり隠したりせず正直に答えるのがよいでしょう。

インシデントの経験

質問
「過去にインシデントの経験はありますか?」

インシデント経験は、看護師の中途面接でときどき聞かれる質問です。

採用担当者は、インシデントをとがめたり非難したりするために質問するわけではありません。応募者が自身のミスを認めて学び、同じ間違いを繰り返さないように対策する能力があるかどうかを見ています。

回答例
「新人の頃、認知症があり歩行状態が不安定な患者さまの側を離れ、転倒させてしまったことがあります。

幸い大事には至りませんでしたが、この経験を機に、患者さまの理解度はどうか、歩行状態はどうかなどを観察することを徹底しています。そして、転倒リスクについてアセスメントしながら対応するように気をつけています。」

看護の業務上、インシデントは避けては通れない事象です。「失敗した」という事実だけを述べるのではなく、その経験をもとに考えていることや心がけている行動を伝えましょう。

ライフプラン

質問
「結婚や出産の予定はありますか?」

ライフプランに関する質問は、プライベートな内容のため基本的にはNGとされています。しかし、実際の面接では聞かれることもしばしば。採用担当者は、できるだけ長く働いてくれる看護師を採用したいと考えています。

回答例
「今のところ、結婚や出産の予定はありません。今後もし結婚や出産をしても、家族の協力を得ながらできるだけ長く働き続けたいと考えています。」

決まっている予定がなければ、なるべく長く働き続けたいという意欲を答えておきましょう。

他の選考について

質問
「他にも選考が進んでいる志望先はありますか?」

他の選考に関する質問は、看護師の中途面接でまれに聞かれることがあります。採用担当者は、応募者がどの程度志望先で働きたいと思っているか、熱意や意欲を知りたいと考えています。

回答例
「すでに他の医療機関から1件内定をいただいています。しかし御院が第一志望ですので、現在返事を保留にしております。もし御院にて採用していただけるようでしたら、そちらはお断りする予定です。」

転職に関わる大切な内容ですので、隠さず正直に答えて大丈夫です。面接先が第一志望である場合は、はっきり伝えておくと好印象を得られます。

休日の過ごし方

質問
「普段休日はどのように過ごされていますか?」

プライベートな質問ですが、ときどき聞かれることがあります。採用担当者が主に見ているポイントは、応募者の人柄や仕事とプライベートを区別する自己管理能力、ストレス発散方法などです。

回答例
「休日はショッピングを楽しんだり、家で映画やドラマを観たりして過ごすことが多いです。」

好印象を残そうと嘘をつく必要はありません。ネガティブな発言は控え、普段の過ごし方を答えましょう。

看護師の採用面接の逆質問では何を聞くとよい?

逆質問例
・「独り立ちまでにどのくらいの期間が必要でしょうか。」
・「入職までに勉強しておくといいことはありますでしょうか。」
・「資格支援制度について具体的に教えていただけますでしょうか。」
・「看護師1人につき大体何名の患者さまを担当するのでしょうか。」
・「定期的な勉強会はどれくらいの頻度であるのでしょうか。」

面接で逆質問をされた場合、「とくにありません」と答えてしまうと仕事に対する意欲がないと受け取られてしまいます。ネガティブな印象にならないよう、いくつか質問を考えておくのがおすすめです。

逆質問では、基本的に自分が知りたいことを聞きます。入社意欲や熱意が伝わる内容を選ぶとよいでしょう。職場の雰囲気や研修制度、入職前の準備についてなどがおすすめ。給与や待遇についてのみを尋ねるのは控えておくのが無難です。

看護師の面接において採用担当者は何を見ているのか

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・受け答えの様子
・表情や態度
・ビジネスマナー
・長く働いてくれる人材か

採用担当者は、質問に一貫した内容で受け答えしているかを見て、応募者が信頼できる人間であるかどうかを判断しています。社会人として最低限のビジネスマナーが身についているかどうかも、チェックされるポイントです。

また、明るく清潔感ある印象で好感の持てる態度か、志望先への適性があり長く働いてくれそうな人であるかなども重要視しています。

看護師の採用面接の事前準備は何をする?

応募先が決まったら、採用面接の事前準備をはじめましょう。質問対策をしたり志望先の施設について調べたり事前準備をしておけば、落ち着いて面接に臨めます。

頻出質問を押さえる

上記でご紹介したよく聞かれる質問を一通り把握しておきましょう。

事前に実際の面接を想定し、答え方のイメージトレーニングを繰り返し行うことで、面接当日も焦らず落ち着いて回答できます。

志望先の施設の研究をする

応募先について、最低限必要な基本情報を調べておきましょう。

看護方針や看護理念、患者さまへの思いなど、志望先の特色について知ることが肝心です。方針や理念は、面接で聞かれることもあります。迷いなく答えられるようにきちんと下調べしましょう。

面接当日の流れを把握する

・持ち物
・面接会場への行き方
・面接の流れ

当日になって焦らないよう、持ち物や面接会場へのアクセスは事前に調べておきましょう。

履歴書や職務経歴書の他に、メモを取るための筆記用具もあると安心です。面接開始〜終了までの流れもイメージしておくと、心の準備ができます。

看護師の採用面接当日に心がけたいこと

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採用面接当日は、社会人としてマナーある行動と身だしなみを心がけましょう。当日になって焦らないために、意識しておきたいポイントをご紹介します。

身だしなみ

・スーツを正しく着る
・長い髪は後ろにひとつでまとめる
・ナチュラルメイクをする

看護師の採用面接は、清潔感あるきちんとした身だしなみで臨みましょう。ワイシャツやジャケットは正しく着こなし、髪は自然な印象になるようシンプルにまとめます。

女性の場合、メイクはベージュやブラウンなど落ち着いた色味でそろえ、ナチュラルに仕上げるのがおすすめです。ネイルカラーは落とし、爪は短く切りそろえるなど、細かな部分にも注意を払いましょう。

マナー

面接開始時間の10〜15分ほど前には会場に到着できるようにしましょう。

面接会場が大きな規模の建物の場合、敷地内の移動に時間がかかることもあります。面接前に慌てることのないよう、時間にゆとりを持った行動を心がけましょう。

また、面接中に携帯電話が鳴るのはマナー違反です。面接会場に入る前に、電源を落としておきましょう。

看護師の転職を成功させるには?

看護師として理想的な転職を叶えるには、面接対策が非常に重要です。
さらに転職について相談できる場所や信頼して相談できる相手がいれば、より自分の働き方や価値観に見合った職場が見つかり、転職活動を効率よく進められます。

ナースステップは、一人ひとりに向き合う丁寧な対応で、転職に不安や悩みをお持ちの看護師さまをサポート。転職をお考えの看護師さんはぜひナースステップへご相談ください。

面接の頻出質問をしっかり押さえて看護師の転職を成功させよう

看護師として転職を成功させるには、面接でよく聞かれる質問を知っておくことが大切です。事前に自分の回答を用意し受け答えのシミュレーションをすることで、面接で堂々と自信を持ってアピールできます。

また、好印象を残す受け答えや身だしなみ、マナーなども採用につなげるために重要です。ご紹介した看護師の面接に多い質問と回答例を参考に、しっかりと面接対策をして転職を成功させましょう。

ナースステップは、履歴書の書き方から面接対策まで看護師さんの転職を丁寧にサポートいたします。キャリアアップを目指したい、働きやすさを重視したいなど、転職を検討中の看護師さんはぜひご相談ください。