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看護師の面接で聞かれる質問&回答例20選!対策必須の逆質問や受け答えのコツを解説

記事掲載日:2025/04/04

看護師の面接で聞かれる質問&回答例20選!対策必須の逆質問や受け答えのコツを解説

看護師の面接で確実に聞かれる質問&回答例6選

看護師の面接では、聞かれやすい傾向の質問があります。こちらでは、ほぼ確実に聞かれる質問と回答例をご紹介します。

自己紹介をお願いします

【回答例】

本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。
○○ ○○と申します。私は○○専門学校卒業後、病院やクリニックで約○年間看護業務に従事してきました。看護師として勤務する中で、〇〇ケアに力を入れておられる御院を知り、私もそのようなケアに携わっていきたいと考え、今回応募させていただきました。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。

自己紹介は第一印象を決める大切な質問です。まずは、フルネーム・最終学歴・職歴を簡潔に話すようにしましょう。経歴の後に志望動機や自己PRもひと言程度で簡潔に付け加えると、次の話題へのつながりがスムーズです。

名前だけ言って終わらせたり、ダラダラと志望動機や自己PRを語ったりすることは避けましょう。30秒~1分を目安に話し、最後に「本日はよろしくお願いします」などの言葉で締めます。

【こんな回答はNG!】

  • 名前だけを伝えて終わらせる
  • 自己PRや志望動機を長々と語る
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    【看護師向け】面接の自己紹介例文4選!NG例や印象アップのポイントを解説

    志望動機を教えてください

    【回答例】

    御院を志望した理由は、患者さまの日常生活に根づいた適切な看護ケアを実践できると考えたためです。
    私は、これまで専門的な治療を扱う大きな病院で働いてきました。医療機関の特性から、どうしても患者さまお一人お一人の生活に合わせた看護ケアを提供できず、やりきれない思いを抱えながら看護をしておりました。
    御院は、患者さまが普段から通院している身近な医療機関とお見受けしております。御院であれば、自分が理想とする患者さまに寄り添う看護ケアを実践できると思い、志望いたしました。

    志望動機は、採用担当者がもっとも注目する質問のひとつです。採用担当者は応募者が志望先の特性を理解し、希望通りの働きをしてくれる人材かどうかを見ています。

    「自分のこれまでの経験やスキル」、「志望先のどのような点に魅力を感じたのか」、「志望先で自分の能力をどう活かせるか」、の3点を盛り込みましょう。志望先の特徴を交えて話すことで、「この職場だからこそ働きたい」という熱意のアピールにつながります。

    なお、「給料が高いから」「家から近いから」などの理由は悪い印象を与えるため避けましょう。

    【こんな回答はNG!】

  • 「給料が高いから」「家から近いから」など待遇面の理由
  • 「前職の人間関係が悪かった」などネガティブな表現や嘘の理由
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    【看護師必見】志望動機例文15選!理想の転職を叶える書き方・面接のポイント

    自己PRをしてください

    【回答例】

    私のアピールポイントは、誰とでもすぐに打ち解けられるところです。
    看護の場では緊張したり、不安な気持ちを抱えていたりする患者さまがたくさんいらっしゃいます。私はそのような患者さまに対して、穏やかな口調で声をおかけしたり、何気ない雑談をしたりして、患者さまの不安を減らし気持ちを和ませられるよう常に行動してまいりました。
    そのような日頃の意識もあり、とくにお子さまや高齢の患者さまと円滑にコミュニケーションを取ることができたと感じております。

    自己PRは、志望先が求める人物像と応募者が合致しているかを見るために質問されます。事前に自身の強みと志望先の求める人材を分析して、何をアピールするか考えましょう。

    自己PRには、「自分のアピールポイント」、「それを裏付ける具体的なエピソード」、「アピールポイントをどのように志望先で活かすか」、の3点を入れます。採用担当者は、実際に志望者を採用した場合の現場での姿や働きぶりなど、具体的なイメージがわきやすくなるでしょう。

    【こんな回答はNG!】

  • 志望動機と同じ内容を記載している
  • これまでの経歴を書き連ねるだけの内容になっている
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    これまでの経験やスキルを聞かせてください

    【回答例】

    私はこれまで混合病棟で勤務し、いろいろな病態の患者さまの看護を行ってきました。
    業務の中でさまざまな経験をし、幅広い疾患に対応できるアセスメント能力が養われました。どのような状況でも動じることなく、患者さまに寄り添う看護を提供できるようになったと実感しています。
    また、受け持ち人数が多い職場でしたので、時間の管理能力が身につきました。限られた時間の中でどう動くか、常に考えながら業務にあたっています。

    とくに中途採用の看護師の面接では、これまでの経験やスキルが重視される傾向にあります。今まで経験した業務の中から、志望先で活かせそうな内容を中心にアピールしましょう。

    転職回数や部署異動が多くさまざまな経験を積んだ人は、話が長くなりすぎないようアピールポイントを絞る必要があります。自分の経験を一つひとつ挙げていき、志望先の特徴を踏まえたうえで活かせるものを厳選して話しましょう。

    【こんな回答はNG!】

  • 長々と経験を並べるだけのもの
  • 志望先とは関連が少ない経験の話で採用後のイメージが湧きにくい
  • 転職を決めたきっかけを教えてください

    【回答例】

    これまで看護業務を5年間経験し、基本的なスキルを身につけてまいりました。今後、自身のスキルアップを考えたときに、教育体制が整っている御院への転職を考えた次第です。

    転職を考えた理由についても、看護師の転職面接では必ずと言っていいほど聞かれる質問です。基本的には、どのような理由であっても嘘をつかず答えるようにしましょう。

    ただし、前職の愚痴にならないように、ストレートに伝えるべきではない理由もあります。前職の人間関係や待遇面などネガティブな退職理由の場合、「同じようなことがあるとまた退職されるのでは」と採用担当者に不安を与えてしまいます。

    ネガティブな理由で転職を考えた場合でも、「チームで連携を取れる環境で働きたい」など言い方をポジティブな表現に変えましょう

    【こんな回答はNG!】

  • ネガティブな退職理由をそのまま伝える
  • ネガティブな退職理由を隠そうと嘘をつく
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    看護師の退職理由の伝え方-円満に辞める&面接で好印象を残すには?【例文つき】

    あなたの長所と短所を教えてください

    【回答例】

    私の長所は、人のよいところを見つけられることです。
    前職では、教育担当を任されていました。新人看護師一人ひとりの強みをいち早く見つけ、その強みを活かすためにはどんな指導を行うべきか常に心がけて、業務に励んでまいりました。
    短所は少しせっかちなところです。
    つい気持ちが先へ行って、焦ってしまうことがあります。ですので、自分で気がついたときには深呼吸をして、気持ちを落ち着け、冷静に判断するよう努めています。

    長所・短所についての質問は応募者の人柄を把握するためのものなので、嘘はつかずにありのままを答えるようにしましょう。また、長所・短所を裏付けるエピソードを交えて具体的に話しましょう。

    採用担当者は、「短所をカバーするための具体的な工夫や努力」についても重要視しています。短所については、意識していることや取り組みなどの具体的なエピソードを添え、ポジティブな印象で締めくくりましょう。

    【こんな回答はNG!】

  • 印象をよくしようと嘘の長所・短所を述べる
  • 「○○な短所がある」と言うのみで、短所をカバーするエピソードがない
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    看護師の面接でよく聞かれる質問&回答例7選

    看護師の面接でよく聞かれる質問&回答例7選

    こちらも看護師の採用面接の多くで聞かれる質問です。以下に回答例を紹介いたします。

    看護師を目指した理由は何ですか

    【回答例1】

    母親が看護師で、幼い頃から母親の働く姿を身近で見てきました。母親が患者さまから感謝されたエピソードを聞いて、看護師という職業に魅力を感じ、自分も同じ道に進みたいと思いました。

    【回答例2】

    幼い頃病気がちで、入退院をする中で看護師さんたちがとてもやさしく接してくれました。この経験から、私も患者さまに親身になって寄り添える看護師になりたいと思い志しました。

    【回答例3】

    昔から何か人の役に立つ職業に就きたいと考えていました。高校生で進学先を悩んでいたところ、当時の担任の先生が『看護師という道はどうか』とすすめてくれたことがきっかけです。

    看護師を目指した理由は、中途採用の面接であっても聞かれることがあります。採用担当者が知りたいポイントは、応募者の人柄や人格、看護師の仕事に対する思いなどです。あまり難しく考えず、正直に看護師を目指したきっかけを伝えましょう

    ただし、「収入が安定している」「ボーナスが高い」など、金銭面の理由を伝えるのは控えます。自分の体験や仕事内容など、モチベーションにつながる理由の方がよい印象を与えられるでしょう。

    【こんな回答はNG!】

  • 金銭面の理由を挙げる
  • 「なんとなく」などとくに理由がない
  • 理想とする看護師像を教えてください

    【回答例】

    私は、適切な処置を行えるのはもちろん、病気で不安になっている患者さまのお気持ちを理解し共感できる看護師を理想としています。
    日々の業務上、どうしても患者さまお一人お一人にじっくり時間をかけて向き合うことは難しいです。しかし、看護師は患者さまに近い存在であるため、限られた時間の中でも常に患者さまの立場に立ち、今どのようなケアが必要であるかを考えながら行動することが大切であると感じています。
    患者さまにとって、適切な処置だけでなく、温かい心配りや気遣いなどの精神的な面からも不安を解消できるような、そのような看護師を目指しています。

    採用担当者は応募者の看護観から、志望先の看護理念とミスマッチを起こさないかどうかを見ています。

    面接で看護観の質問に答えるときは、志望先の看護理念や看護目標を調べておくのがよいでしょう。志望先がどのような看護師を求めているか、考えて回答するのがおすすめです。

    【こんな回答はNG!】

  • 長々と語りすぎてしまう
  • いろいろな内容を盛り込み過ぎて何が言いたいのか分からない
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    看護観の例文とおすすめの職場5選!書き方やポイントも徹底解説

    当院の理念や方針に対する考えを教えてください

    【回答例】

    私は、御院の基本方針である「思いやりの心を持つ」という部分に深く共感しております。「思いやりの心」は、病気でお困りの患者さまへの対応で大切なのはもちろんですが、職員同士が気持ちよく働き続けるうえでも大切です。同僚の体調不良や家庭の事情、看護に対する考えなどを互いに思いやりながら仕事ができる、働きやすい職場環境づくりに貢献し貴院の理念を体現していきたいと考えております。

    看護師の採用面接では、志望先の理念や方針についての考えを聞かれるケースもあります。事前に志望先の理念や方針の調査を徹底しておくようにしましょう。

    自分の中で理念に共感する点を挙げ、理念に沿って自分がどのような看護をしていきたいか、どんな看護師として働いていきたいか、などの気持ちを伝えるようにします。

    【こんな回答はNG!】

  • 理念・方針をよく調べていない
  • 理念・方針を否定するような発言
  • 患者さまとの印象的なエピソードを教えてください

    【回答例】

    長期入院をしている患者さまが数名、消灯前に私と話をする時間を楽しみに待ってくださっていたことです。
    同年代の方も中にはいらっしゃり、闘病で辛い毎日の中でも、人と楽しく会話する時間は患者さまにとって、とても大切なものなのだと痛感しました。
    それからはとくに、患者さまの心を明るくできるよう、声かけの仕方に気を配るようになりました。

    患者さまとのエピソードは、看護師の中途面接でときどき聞かれることのある質問です。採用担当者は、応募者がこれまでの経験で学んできたことや、看護に対する気持ちのあり方などを見ています

    患者さまと関わったときの様子や状況を伝え、その体験から得た学びを盛り込んで回答しましょう。単にエピソードの説明にならないよう、長々と話さず端的に伝えます。

    【こんな回答はNG!】

  • エピソードの説明が伝わりにくい
  • 長くなりすぎてしまう
  • 将来の目標や理想の働き方を教えてください

    【回答例】

    今はまず、通常の看護業務をこなせるようになることが目標です。ゆくゆくはリーダー業務や後輩の指導も担当できるようになりたいと考えています。
    また、専門看護師の資格を取得し、精神看護の分野でのスペシャリストになることが目標です。

    看護師の中途面接では、将来についての質問もときどき聞かれます。採用担当者がとくに見ているポイントは、応募者の長く働き続ける意思や仕事に対する意欲などです。採用担当者は、将来長きにわたって意欲的に勤務できる人材かどうかを確認しています。

    将来的にできるようになりたい業務や学び続ける意欲、身につけたいスキルなどをアピールしてみましょう。

    【こんな回答はNG!】

  • 消極的な内容で意欲が感じられない
  • 「数年したら別の職場で働きたい」など長く勤める気がない発言
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    看護師のキャリアアップ方法は?職種の選択肢や取得すべき資格を紹介!

    希望の配属先を教えてください

    【回答例】

    御院で採用された際は、〇〇病棟を希望します。
    理由は、私がこれまでに勤務してきた〇〇の経験が活かせると考えるためです。
    また、御院では〇〇のような業務も経験させていただきたいと思っております。もし経験のない部署に配属された場合でも、新しいことを学ぶ意識を常に持ち、業務に励んでまいります。

    希望の配属先は、大きな病院を志望する際に聞かれやすい質問です。希望する科がある場合は、その理由と熱意が伝わるようにアピールしましょう。配属先を決めるときに面接でのアピールがうまく働く可能性もあります。

    ただし、大きな病院では配属先が希望通りになるとは限りません。採用担当者は配属が希望通りいかなかった場合、退職してしまうことも懸念しています。配属が希望通りにいかなかった場合でも受け入れる旨を添えると好印象です。

    【こんな回答はNG!】

  • 「絶対に希望する部署がいいです」などと断定する言い方をする
  • 「○○科は興味がないので違う科に配属をお願いします」などネガティブな発言をする
  • 夜勤や残業などは可能ですか

    【回答例】

    3歳の子どもがおりますので、家庭の事情で夜勤の対応はできません。◯時以降の勤務は難しいですが、○時まででしたら残業も対応できます。

    医療機関によっては、夜勤や残業などが必須の場合もあります。採用担当者は勤務条件の質問を通して、応募者が対応できる夜勤の回数や残業時間などを確認したいという思いを持っています。

    採用後にイメージと違ったということのないよう、自身の希望ははっきり伝えましょう。あいまいな回答をしないために、事前に対応できる夜勤の回数や残業時間を考えておく必要があります。

    【こんな回答はNG!】

  • 対応できないことを「対応できる」と答えてしまう
  • 「夜勤も残業も一切できません」と譲る姿勢がまったくない回答
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    看護師の夜勤手当の相場は?割増賃金との違いや自分に合う職場を見つけるコツ
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    看護師の面接で備えておきたい質問&回答例7選

    看護師の採用面接では、ストレートに答えにくい質問をされることもあります。

    そのような場合でも言葉に詰まってしまわないよう、念のため回答を準備しておくと安心です。

    過去にインシデントの経験はありますか

    【回答例】

    新人の頃、認知症があり歩行状態が不安定な患者さまの側を離れ、転倒させてしまったことがあります。
    幸い大事には至りませんでしたが、この経験を機に、患者さまの理解度はどうか、歩行状態はどうかなどを観察することを徹底しています。そして、転倒リスクについてアセスメントしながら対応するように気をつけています。

    採用担当者は、インシデントをとがめたり非難したりするために質問するわけではありません。応募者が自身のミスを認めて学び、同じ間違いを繰り返さないように対策する能力があるかどうかを見ています。

    看護の業務上、インシデントは避けては通れない事象です。「失敗した」という事実だけを述べるのではなく、その経験をもとに考えていることや心がけている行動を伝えましょう

    【こんな回答はNG!】

  • インシデントからの学び・対策について言及がない
  • 弁明や被害的な話し方をする
  • 今後のライフプランを教えてください

    【回答例】

    今のところ、結婚や出産の予定はありません。今後もし結婚や出産をしても、家族の協力を得ながらできるだけ長く働き続けたいと考えています。

    ライフプランに関する質問は、プライベートな内容のため基本的にはNGとされています。しかし、実際の面接では聞かれることもしばしば。採用担当者は、できるだけ長く働いてくれる看護師を採用したいと考えています。

    決まっている予定がなければ、なるべく長く働き続けたいという意欲を答えておきましょう。結婚や出産を考えている場合でも、直接的にネガティブな伝え方はせず、前向きな発言を心がけることがおすすめです。

    【こんな回答はNG!】

  • 「生活が変わったときは退職を検討する」などストレートにネガティブな発言をする
  • 結婚・出産と仕事の両立について後ろ向きな発言をする
  • 他に選考が進んでいる志望先はありますか

    【回答例】

    すでに他の医療機関から1件内定をいただいています。しかし御院が第一志望ですので、現在返事を保留にしております。もし御院にて採用していただけるようでしたら、そちらはお断りする予定です。

    他の選考に関する質問は、看護師の中途面接でよく聞かれます。このとき採用担当者は、応募者がどの程度志望先で働きたいと思っているか、熱意や意欲を知りたいと考えています。

    転職に関わる大切な内容ですので、隠さず正直に答えて大丈夫です。面接先が第一志望である場合は、はっきり伝えておくと好印象を得られます。

    【こんな回答はNG!】

  • 「必ず入職する」と嘘の回答をする
  • 「まだわかりません」と濁す
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    看護師の転職で併願は禁止?単願とのメリット・デメリット、面接の回答例を紹介

    希望以外の配属先になった場合はどうしますか

    【回答例】

    希望の配属先にならなかった場合でも、決定した配属に従います。どの診療科に勤務しても、これまで経験してきた基本的な看護のスキルが役立つことに変わりはないと考えております。
    また、未経験の診療科で働くことは看護師としての経験や知識を増やすことにつながりますので、その場合は自分なりに勉強しながら精一杯取り組んでまいります。

    希望する診療科に関する質問の項目でも触れましたが、大きな病院では必ずしも配属の希望が通るとは限りません。基本的には、希望以外の配属先でも前向きに取り組む姿勢を示しましょう

    ただし、希望の診療科で働くことが絶対に譲れない人の場合は、入職後のミスマッチを防ぐため、あらかじめ強い意志を伝えておく方がよいでしょう。

    【こんな回答はNG!】

  • 「絶対に○○科に配属して欲しいです」などの自分本位な回答
  • 「あまり気が進みませんが...」など後ろ向きな回答
  • 普段の休日はどのように過ごしていますか

    【回答例】

    休日はショッピングを楽しんだり、家で映画やドラマを観たりして過ごすことが多いです。

    プライベートな質問ですが、看護師の面接でときどき聞かれることがあります。採用担当者が主に見ているポイントは、応募者の人柄や仕事とプライベートを区別する自己管理能力、ストレス発散方法などです。

    好印象を残そうと嘘をつく必要はありません。ネガティブな発言は控え、普段の過ごし方を答えましょう

    【こんな回答はNG!】

  • 「あまり何もせず家にいることが多いです」「寝て過ごしています」など人柄が分からない回答
  • 趣味や好きなことについて長く話しすぎる
  • 転職まで期間が空いた理由は何ですか

    【回答例】

    前職は育児に専念するため退職しました。現在は子どもが小学生になりましたので、学童保育を利用しての復帰を予定しております。

    看護師の職歴に空白期間がある場合、ほぼ聞かれる質問と考えましょう。

    採用担当者は仕事に対する意欲があるかどうか、病気・育児・介護など今後の業務に影響する可能性があるかどうかを見ています。

    仕事から離れた理由とその期間にしていたこと、復職の理由を盛り込んで伝えます。病気や育児・介護が理由の場合は、今後どの程度働けるのかを回答しましょう。

    【こんな回答はNG!】

  • 病気や精神的不調などがあったことをネガティブな表現でストレートに伝えてしまう
  • よく思われたいからと嘘をつく
  • ▼関連記事はこちら
    ブランクがあっても大丈夫?看護師の復職・再就職に関する不安を解決

    パート勤務をご希望ですが、急なシフト変更はできますか

    【回答例】

    家族の介護がありますので、◯曜日と○曜日は難しいです。それ以外の曜日でしたら、柔軟に対応は可能です。

    パートタイムの看護師面接で、ときどき聞かれることがある質問です。職場によっては急なシフト変更がある可能性もあります。採用担当者は、シフト変更にもある程度対応できる人材を求めていることが多いです。

    自身の状況を説明したうえで、対応可能な条件を正直に伝えましょう。印象をよくしようと嘘をつくと、採用後のトラブルになりかねないので避けてください。

    【こんな回答はNG!】

  • 印象をよくしようと、できないことをできると言う
  • 「〇曜日と〇曜日以外は絶対に対応できません」など柔軟な姿勢がない
  • 失敗しない!看護師の転職ノウハウはこちら

    看護師の採用面接における逆質問のOK例・NG例

  • 「独り立ちまでにどのくらいの期間が必要でしょうか。」
  • 「入職までに勉強しておくといいことはありますでしょうか。」
  • 「資格支援制度について具体的に教えていただけますでしょうか。」
  • 「看護師1人につき大体何名の患者さまを担当するのでしょうか。」
  • 「定期的な勉強会はどれくらいの頻度であるのでしょうか。」
  • 看護師の面接の最後には、ほとんどの場合で「最後に何か質問はありますか」と志望者に質問の機会が与えられます。基本的には自分が知りたい内容を聞きましょう。とくに聞きたいことや不明点がない場合は、入社意欲や熱意のアピールにつながる内容を考えることがおすすめです。

    たとえば、職場の雰囲気や研修制度、入職前の準備についてなどは、実際に採用担当者から聞かないとわかりません。求人情報だけでは得られない、職場内部の様子について逆質問をするとよいでしょう。

    避けるべき逆質問のNG例

  • 「とくにありません」と返答する
  • 理念や医療機関の役割など、調べればわかる質問
  • 給料や賞与・福利厚生など待遇面に関する質問
  • 面接で質問があるか尋ねられたときに、「とくにありません」と答えてしまうと「仕事に対する意欲がない人」と受け取られます。面接官からの話で質問する内容がなくなってしまうことのないよう、事前に複数の逆質問を考えておきましょう

    また、逆質問をする場合、自分で調べればわかる内容や給与・待遇などについて質問することはNGです。「準備不足」や「待遇のことばかり気にしている」などと、ネガティブな印象を持たれないように注意します。

    看護師の面接で質問に答えるときの5つのポイント

    看護師の面接で質問に答えるときの5つのポイント

    採用担当者に与える印象は、質問への受け答え方によって大きく変わります。少しでも好印象を残して採用へつなげるために、質問に答えるときは以下のポイントに気をつけましょう。

    表情・態度・視線・言葉遣いを意識して話す

    採用担当者が
    見ているポイント
    心がけるべきこと
    表情・態度 丁寧で礼儀正しく、笑顔を心がける
    清潔感を意識する
    視線 視線を落ち着けて、相手の目を見て話す
    言葉遣い 社会人としてふさわしい言葉遣いで話す
    正しい敬語を使う
    語尾を伸ばさず、つなぎ言葉の多用は避ける
    受け答えの様子 明るくハキハキとした受け答えをする

    採用担当者は、面接中の受け答えの内容だけでなく、応募者の表情や態度、視線、言葉遣いなどからも、信頼できる人物であるかどうかを見ています。そのため、質問に答えるときは上記のような点を心がけながら話すとよいでしょう。

    とくに、明るく清潔感ある印象で好感の持てる態度であることや、志望先への適性があり長く働いてくれそうな人物であるかは重要視されます。その点を意識して面接に臨みましょう。

    回答に一貫性を持たせる

    履歴書に記載したことはしっかりと把握し、終始一貫した内容の受け答えを徹底しましょう。

    履歴書の記載内容と面接の質疑応答で話す内容に行き違いがあると、採用担当者は違和感を抱きます。不信感を与え、履歴書に嘘があるのではないかと思われる可能性も。

    自己PRや経歴、経験など話す内容には一貫性を持たせ、嘘をついたり見栄を張ったりせず正直に答えましょう。

    結論から簡潔に伝える

    質問に答えるときは最初に結論を短く伝え、その後具体的な説明やエピソードを話します。説明からダラダラ話し始めると、結局何が言いたいのか伝わらない返答に。

    看護師として熱意のアピールも必要ですが、「一番伝えたいこと」をわかりやすく伝える意識がもっとも大切です。具体的な説明やエピソードも長くなりすぎないよう、簡潔に話しましょう。

    回答は丸暗記せず自分の言葉で話す

    事前に面接で質問されやすい内容を把握し、回答を準備することは大事です。しかし、丸暗記した回答をそのまま話すと、硬い印象を与えてしまいます。

    採用担当者が知りたいと考えているのは応募者の人柄です。大筋で話す内容を準備しておくことは必要ですが、自分なりの表現や面接官の反応を見ながらその場に合わせた伝え方をするように心がけましょう。

    ポジティブな伝え方を意識する

    中途面接の場合では、退職理由やブランク期間などを聞かれることが多く、話しにくいことやネガティブな内容になってしまう場合もあります。嘘の内容を話すのはNGですが、ネガティブな理由であってもなるべく前向きな伝え方を心がけると印象がよくなります。

    その経験から得た学びや改善点なども合わせて伝えることで、ポジティブな印象を与えられるでしょう。

    看護師の面接対策を進めるコツ

    面接を成功させるには、他にもおさえるべきコツがあります。準備段階から当日まで、気を抜かないようにしましょう。

    社会人としてのマナーを押さえる

    身だしなみ マナー
    ・黒・ネイビー・グレーのビジネススーツにインナーは白のワイシャツ
    ・髪は暗めの色にし、長い髪は後ろですっきりとまとめる
    ・健康的に見えるナチュラルメイク
    ・ピアス・ネックレスなどの派手なアクセサリーは避ける
    ・面接会場へは面接15分前ほどに到着する
    ・携帯電話の電源を切っておく
    ・受付スタッフや面接官に笑顔で挨拶し、入室の際にはノックをする

    面接当日の身だしなみや振る舞い方は、社会人としての基本的なマナーを押さえておくことが大切です。

    身だしなみについては、スーツを正しく着用し、ナチュラルメイクを心がけましょう。長い髪は後ろにすっきりとまとめ、清潔感のある身だしなみを意識します。

    面接当日は開始時間の15分ほど前に会場に到着し、受付は10分ほど前にするのがよいでしょう。携帯電話の電源は必ずオフにします。入室から退室までのマナーや態度についても、事前におさらいしておきましょう。

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    面接当日の流れを把握する

  • 持ち物
  • 面接会場への行き方
  • 面接の流れ
  • 当日になって焦らないよう、持ち物や面接会場へのアクセスは事前に調べておきましょう

    履歴書や職務経歴書の他に、メモを取るための筆記用具もあると安心です。面接開始〜終了までの流れもイメージしておくと、心の準備ができます。

    転職サポートを活用する

    看護師の転職を成功させるためには、面接対策以外にも必要書類の準備や企業研究などが欠かせません。自分1人ですべて対応するのは、かなりの労力を必要とします。

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    どんな質問にも堂々と答えられるように準備しておきましょう!

    看護師の面接は緊張するのは言うまでもありません。事前によく聞かれる質問を把握し、回答を準備しておくことで、ある程度余裕を持って臨めるでしょう。精神的な余裕ができ、堂々と話せるようになると、看護師としての自分の魅力がより一層採用担当者に伝わります。

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