【看護師の夜勤の基本】勤務形態やスケジュール例・求人選びのコツ解説

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【看護師の夜勤の基本】勤務形態やスケジュール例・求人選びのコツ解説

記事掲載日:2025/10/31

【看護師の夜勤の基本】勤務形態やスケジュール例・求人選びのコツ解説

病院や介護施設で働く看護師のほとんどがしている夜勤。患者さまのためには必要なことと理解していても、生活リズムの乱れや責任感などから「きつい」と感じる方もいらっしゃるでしょう。この記事では、そんな看護師の夜勤や勤務時間について、交替制ごとのスケジュール例やあるある、手当などを紹介。夜勤を軸に求人を探す際のポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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看護師の勤務時間帯の種類

夜勤がある職場の看護師は、2交替制か3交替制どちらかの勤務形態で働いています。

2交替制は勤務時間を「日勤・夜勤」、3交替制は「日勤・準夜勤・深夜勤」に分かれてシフトが組まれます。どちらの勤務形態をとるかは病院や施設が決めていますが、ナースステップで取り扱う求人を参考にすると、2交替制の求人が多い傾向です。また、3交替制と2交替制を両方採用している医療機関も多くあります。

ここでは、夜勤の時間帯の種類ごとの状況について解説。自分の現状と照らし合わせてみてください。

2交替制 :日勤・夜勤

日勤 08:30~17:30(8時間)休憩(1時間)
夜勤 17:00~09:00(16時間)休憩(2~3時間)

日本看護協会の調査(※)によると、2交替制の病院における看護職員の月平均夜勤回数は4.8回と、勤務時間が長い分回数は少ない傾向にあります。2交替制は夜勤の勤務時間が長いため、生活パターンをつかみやすく夜勤明けの翌日は休みをとりやすいのがメリット。

しかし、拘束時間が長く、緊急の対応があると休憩時間がとれないというデメリットもあります。

【2交替制のポイント】

  • 夜勤は夕方から朝までの長時間
  • 平均夜勤回数は4.8回と比較的少なめ
  • 3交替制 :日勤・準夜勤・深夜勤

    日勤 08:00~16:30(8時間)休憩(45分~1時間)
    準夜勤 16:00~24:30(8時間)休憩(45分~1時間)
    深夜勤 24:00~08:30(8時間)休憩(45分~1時間)

    日本看護協会の調査(※)から、3交替制の病院における看護職員の月平均夜勤回数は7.4回でした。拘束時間が短い分、2交代制よりも夜勤の回数が多いことが特徴です。

    勤務時間が短く、夜勤の負担が少ないというメリットがありますが、生活パターンがつかみづらく出勤・退勤時間が深夜になることはデメリットと言えるでしょう。

    【3交替制のポイント】

  • 夜勤は夕方から深夜まで、深夜から朝までの2パターン
  • 平均夜勤回数は7.4回と比較的多い
  • ※参考:公益社団法人日本看護協会 「2024 年 病院看護実態調査 報告書」

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    【夜勤あり】看護師の勤務スケジュール例

    看護師が夜勤でどのようなことをしているか、イメージがつきにくい人も多いでしょう。ここでは、2交替制・3交替制それぞれの夜勤スケジュールをご紹介します。

    2交替制の例

    2交替制の例<

    2交替制の1週間の勤務パターン

    2交替制では、夜勤1回が日勤2回分の勤務時間になるので、連休をとりやすいのが特徴です。長時間勤務ですが、慣れてくると3交替制よりも楽だとの声もあります。

    2交替制の1日の流れ<日勤>

    8:00 出勤、情報収集
    8:30 申し送り・引き継ぎ
    9:00 ラウンド、バイタルサインチェック、手術検査への移送・受け入れ、排泄・入浴介助、処置、点滴交換など
    11:30 交代で休憩(1時間)
    12:30 昼食配膳、食事介助
    13:00 内服確認、口腔ケアなど
    13:30 カンファレンス
    14:00 バイタルサインチェック、手術・検査への移送・受け入れ、点滴交換など
    15:00 記録、次の日の処置・退院準備
    16:30 夜勤看護師への申し送り
    17:00 退勤

    2交替制の1日の流れ<夜勤>

    16:00 出勤、情報収集
    16:30 申し送り・引き継ぎ
    17:00 バイタルサインチェック、点滴交換など
    18:00 夕食配膳、食事介助
    18:30 内服確認
    19:00 バイタルサインチェック、点滴交換、排泄介助など
    20:00 交代で夕食休憩(1時間)
    21:00 消灯、巡回、点滴交換、体位交換、排泄介助、記録整理など
    23:00 巡回、体位変換、排泄介助など
    1:00 巡回、体位変換、排泄介助、記録など
    2:00 交代で仮眠(1時間半~2時間)
    3:00 巡回、体位変換、排泄介助など
    5:00 巡回、体位変換、排泄介助など
    6:30 起床、バイタルサインチェック、点滴交換、体位交換、排泄介助など
    7:30 朝食配膳、食事介助
    8:00 内服確認、口腔ケアなど
    8:30 日勤看護師への申し送り
    9:00 退勤

    2交替制の夜勤は、16時ごろ出勤して、翌朝9時ごろ退勤するのが一般的です。夜勤は看護師の人数が少ないため、日勤帯よりも担当する患者さまの数が多くなります。

    また、夜勤ならではの業務として「巡回」があります。消灯後、2~3時間おきに病室を回り、患者さまの状態を確認する重要な業務です。

    3交替制の例

    3交替制の例

    3交替制の1週間の勤務パターン

    3交替制は、2交替制に比べて勤務サイクルがやや速いのが特徴。日勤→深夜の勤務だと、帰ってから数時間休んだらすぐに出勤ということもあり、休みづらく負担が大きいとの声も。ただ、勤務時間は準夜勤や深夜勤でも8時間と短く、残業が少ない傾向です。

    3交替制準夜勤の1日の流れ

    15:30 出勤、情報収集
    16:30 申し送り・引き継ぎ
    16:30 バイタルサインチェック、点滴交換など
    18:00 夕食配膳、食事介助
    18:30 内服確認
    19:00 バイタルサインチェック、点滴交換、排泄介助など
    20:00 交代で休憩(1時間)
    21:00 消灯、巡回、点滴交換、体位交換、記録整理など
    23:00 巡回、体位変換、排泄介助など
    24:00 深夜勤への申し送り
    24:30 退勤

    準夜勤は、患者さまの夕食前の16時ごろに出勤して夜中0時ごろに退勤します。手術から帰ってきた患者さまの点滴交換・観察や、寝られない患者さまの対応などがあり、忙しい時間帯の勤務と言えます。

    3交替制深夜勤の1日の流れ

    23:00 出勤、情報収集
    24:00 申し送り・引き継ぎ
    1:00 巡回、体位変換、排泄介助、記録など
    3:00 巡回、体位変換、排泄介助など
    4:00 交代で休憩(1時間)
    5:00 巡回、体位変換、排泄介助、記録など
    6:00 起床、バイタルサインチェック、点滴交換、体位交換、排泄介助など
    7:00 朝食配膳、食事介助
    8:00 内服確認、口腔ケアなど
    8:30 日勤看護師への申し送り
    9:00 退勤

    深夜勤は、夜中0時前に出勤して、翌朝9時ごろに退勤します。

    仕事内容は、3交替制の「準夜勤」も「深夜勤」も、2交代制の「夜勤」とほとんど変わりません。巡回やナースコールの対応、点滴交換、体位変換などを行います。

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    看護師は夜勤「あり」「なし」どちらの働き方がいい?

    看護師は夜勤「あり」「なし」どちらの働き方がいい?

    「夜勤がつらい」、「夜勤がない職場に転職したい」と思っている看護師は多くいます。しかし、夜勤なしの場合年収が下がるなどのデメリットもあるため、転職を決めきれず悩んでいる人も多いでしょう。ここでは、夜勤あり・なしそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。

    夜勤「あり」のメリット・デメリット

    メリット デメリット
    ・収入が3~5万円 程度上がる
    ・夜勤明け翌日は休日がとれる
    ・スキルアップできる
    ・精神的・体力的負担が大きい
    ・他人と生活リズムを合わせづらい
    ・患者さまとコミュニケーションをとる機会が少ない

    夜勤をすると収入がアップします。経済面で不安がある人は、夜勤をした方が稼げるでしょう。また、夜勤時は少ない人数で対応するため、対応範囲も幅広いほか効率的に業務をこなす必要があり、日勤のみよりも速くスキルアップできることも。

    一方デメリットとしては、多くの看護師が感じている精神面や体力面の負担に加え、家族や友達と生活リズムが合わないことなどが挙げられます。

    夜勤「なし」のメリット・デメリット

    メリット デメリット
    ・精神的・体力的負担が減る
    ・他人と生活リズムを合わせやすい
    ・プライベートの予定を立てやすい
    ・夜勤ありに比べ収入が少ない
    ・休みが週末に限られることが多い
    ・スキルアップの機会が減る

    夜勤をしないと、生活リズムを整えやすいため、精神面や体力面での負担は軽くなります。また、夜勤がない職場では休みが週末になることも多く、家族や友人との予定も合わせやすくなるでしょう。

    ただ、臨機応変に休みが取りにくい場合があることや、夜勤手当がなく収入が比較的少ないことは、デメリットと捉えられます。また、夜勤時だからこそ経験できる業務ができないため、スキルアップが比較的穏やかになりやすい環境と言えるでしょう。

    夜勤看護師の雇用形態

    看護師というと日勤と夜勤の両方を対応する正職員というイメージを持つ人が多いかもしれません。しかし、実は夜勤のある看護師にもさまざまな雇用形態があります。

    夜勤専従看護師

    夜勤専従看護師とは、夜勤を専門にする看護師のこと。毎回の勤務に夜勤手当がつくため、効率よく稼げて日中の時間を自由に使えるというメリットがあります。夜勤が好きな人には向いていますが、精神面や身体面での負担は大きいでしょう。

    また、患者さまが寝ている時間の勤務なので、患者さまとコミュニケーションをとりたい人には物足りなく感じるかもしれません。

    アルバイト・パート

    非正規雇用のアルバイト・パートでも夜勤看護師として働けます。夜勤手当はつきますが、非正規雇用のため正職員と比べるとその他の手当などが減ってしまうかもしれません。

    勤務日が柔軟に選べるので、大学院に通いながら専門看護師を目指したい人や、その他スキルアップのための資格をとりたい人におすすめの働き方です。

    夜勤看護師の求人を探す際のポイント

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    効率よく稼ぎたい看護師の方は、夜勤をするのがおすすめです。しかし、病院によっては労働量に対して手当が低かったり、勤務・休憩時間にばらつきがあったりする場合も。ここでは、夜勤看護師の求人を探すときのポイントをご紹介します。

    勤務時間・休憩時間

    病院によって、勤務形態や細かい勤務時間は異なります。2交替制か3交替制か、夜勤中の休憩時間はどのくらいか、タイムスケジュールはどうなっているかなどをしっかり調べましょう

    同じ病院でも病棟によって「早番」や「遅番」のあるなしが変わるなど、異なる勤務形態をとっていることも。夜勤は体への負担が大きい働き方のため、自分の生活に無理のない範囲で選ぶことが大切です。

    勤務人数・患者さまの人数

    病棟の看護師数や夜勤人数、入院している患者さまの人数も確認しておきましょう。患者さまの人数に対して夜勤看護師の人数が少ない職場は忙しく、休憩や休日が十分にとれない可能性が高いと言えます。

    夜勤の回数

    月の夜勤回数やシフトパターンを確認して、自分の希望通りに働けそうかを判断しましょう。日勤と夜勤のバランスをとりたいのか、夜勤をなるべく多くしたいのかによっても最適な勤務先が変わります。

    夜勤手当

    夜勤手当の基準は労働基準法で定められています。きちんと基準額を満たしているか、その他の手当があるかどうかも夜勤ありの看護師求人を探す際のチェックポイントです。

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    看護師の夜勤に関するQ&A

    看護師の夜勤について、ナースステップがよく受ける質問と、その回答を以下にまとめています。現在の職場の夜勤や転職先についてお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

    Q.看護師の平均夜勤手当は?

    A.1回あたりの夜勤手当は、2交替制で11,815円、3交替制の準夜勤で4,567円、深夜勤で5,715円です。

    出典:公益社団法人日本看護協会 2024年度「看護職員の賃金に関する実態調査」結果

    夜勤をするともらえる「夜勤手当」は、病院によって夜勤1回あたりの金額が異なっています。日本看護協会が2024年度に発表した「看護職員の賃金に関する実態調査」によると、その平均額は上記の通りです。

    2交替制と3交替制、それぞれの勤務形態による違いはありますが、月の夜勤回数の合計で考えると、夜勤でもらえる金額にそこまで違いはないと言えます。

    Q.看護師の夜勤あるあるは?

    A.1回あたりの夜勤手当は、2交替制で11,815円、3交替制の準夜勤で4,567円、深夜勤で5,715円です。
  • 夜勤メンバーを真っ先にチェック
  • 何も起きないように祈る
  • 夜勤明けのジャンクフードが美味しすぎる などです。
  • 一度は経験したことがある「看護師の夜勤あるある」は、多くの職場で共通しているようです。

    夜勤は日勤に比べて少人数の看護師で対応することが一般的です。そのため、シフトが出た際に夜勤の日に一緒に働くメンバーをチェックしたり、少人数での勤務中に緊急対応が起きないように祈りながら働いたりする、というあるあるが多い傾向にあります。

    Q.夜勤なしで働ける看護師の職場はある?

    A.日勤のみの病院やクリニック、訪問看護、健診センターなどがあります。

    看護師は夜勤をしなければならないというイメージがありますが、夜勤なしでも働ける職場はたくさんあります。主な例としては、診療所やクリニックをはじめとした入院施設のない職場や、介護施設、保育園や健診センターなどです。

    また、大きな病院でも、外来や手術室など、日勤のみの部門に異動するという方法もあります。その他、一般企業も一つの選択肢です。

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    夜勤のさまざまな働き方を知って、自分に合った形を選びましょう

    看護師の夜勤といっても勤務形態や雇用形態、手当額などは働く場所によってさまざま。夜勤は効率よく稼ぎたい看護師に向いている方法ですが、精神面や身体面での負担が大きいことも事実です。

    夜勤の働き方を見直したい看護師の方は、まず、夜勤のメリットとデメリットをしっかり押さえましょう。そのうえで理想の働き方を考え、自分に合った勤務ができる職場を選ぶことがおすすめです。

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