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看護師寮ってどうなの?入居するメリット・デメリットを分かりやすく解説

記事掲載日:2020/10/05

看護師寮ってどうなの?入居するメリット・デメリットを分かりやすく解説

看護師として病院や施設に就職する際、勤務先によっては寮を併設していることも少なくありません。一般的に家賃が安く抑えられているのは助かりますが、実際の生活はどのようなものなのでしょうか。

今回は看護師寮の種類や入居するメリット・デメリットについて解説します。寮に入るかどうかで迷っている人は参考にしてくださいね。

看護師寮の種類

看護師の寮と一口にいっても、その種類はさまざまです。看護師寮の種類について施設タイプによる種類分け、そして入居者による種類分けの2つを見ていきましょう。

施設タイプによる種類分け

まずは施設タイプによる種類分けです。

1:借り上げ型

最近増えている主流の施設タイプが借り上げ型です。通常のアパート・マンションを病院や施設が1棟借り上げて、看護師寮として提供しているものを指します。

後述する病院併設型と比べてルールが緩く、通常の賃貸住宅と同じような感覚で生活できるのが特徴です。

2:病院併設型

もう1つの施設タイプが従来からある病院併設型です。病院の敷地内や非常に近い場所に、看護師寮として建てられたものを指します。

通勤時間が短いこと、そして借り上げタイプよりも一般的に賃料が抑えられていることが特徴です。

設備利用や門限などでルールが設けられていることが少なくありません。

入居者による種類分け

続いては入居者による種類分けを見てきましょう。

1:独身寮(男女共用)

独身寮はその名のとおり、独身者だけが入居できる寮です。

男女共用となっており、間取りはワンルームや1Kとなっています。

2:女子寮

男性はお断り、女性看護師だけが入居できる寮です。男性と一緒の寮は苦手な人にピッタリですね。

3:母子寮

最後は母子寮です。子どもと一緒に入居できます。

とくにシングルマザーの看護師にとってはありがたいですね。

看護師寮に入居するメリット

看護師寮に入居するメリットはどこにあるのでしょうか。主なメリットを全部で5つ紹介します。

金銭的負担が抑えられる

1つ目のメリットは金銭的負担を抑えられることです。

スタッフの福利厚生の1つとして提供されているため、同じような条件の他の賃貸物件よりも家賃は安くなっています。

また敷金や礼金、仲介手数料なども不要となるケースが多いため、初期費用も大きくセーブできるでしょう。

ただし光熱費は実費負担となることもあるので、入居前にチェックしてくださいね。

基本的に病院に近くにあるため、通いやすい

病院併設型はもちろんのこと、借り上げ型も基本的には病院近くにあることが通常のため、毎日の通勤に便利です。

退勤後もすぐに自宅に到着できるのはうれしいですね。

設備が整っていることが多い

3つ目は設備が整っていることが多いことです。

最近の看護師寮は内装がキレイなだけでなく、オートロック、エレベーター、そして中には家具・家電付きのものまで登場してきています。

とくに家具・家電付きの寮であれば、初めて1人暮らしをする人も初期費用をさらに抑えられるでしょう。

夜勤に理解があるため、生活しやすい

夜勤のある看護師は生活が不規則になり、早朝や深夜に掃除や洗濯などをすることも少なくありません。

そのため一般的な賃貸物件では、他の住人に生活音で迷惑をかける可能性もあります。

しかし看護師寮なら安心です。住人も夜勤に理解があるため、過度に心配することなく生活しやすいでしょう。

何かあれば、同僚や先輩にすぐ相談できる

職場の同僚や先輩が同じ寮に住んでいれば、何かあったときに相談しやすく、心強い存在となるでしょう。

遠方から就職のために引っ越してきた人は、他のスタッフと仲良くなれるチャンスも生まれますね。

看護師寮に入居するデメリット

メリットがあるということは、当然ながらデメリットもあるということです。
看護師寮に入居するデメリットを3つ見ていきましょう。

仕事とプライベートの区別がつきにくい

まずは仕事とプライベートの区別がつきにくいことです。仕事仲間が同じ建物内に住んでいるため、休日にも顔を合わせるかもしれません。

気になる人にとっては大きなデメリットとなるでしょう。また苦手なスタッフと同じ寮になる可能性もあります。

緊急の呼び出しで声がかかりやすい

災害などの緊急事態に陥ったとき、勤務先に近くに住んでいるので声がかかりやすいのもデメリットです。

よほどの事情がない限り、呼び出しを断るのは難しいでしょう。

設備を共同で利用する寮もある

3つ目は設備を共同で利用する寮があることです。

最近は少なくなりつつありますが、キッチンやトイレ、お風呂場などが共同のところもゼロではありません。

自分の時間や空間を大切にしたい人にとってはつらいかもしれませんね。

看護師寮に入居する際の注意点

最後に看護師寮に入居する際に注意点について解説します。

ペットや同棲は禁止されていることが多い

ペットや同棲は禁止されていることがほとんどです。

ペットと一緒に住みたい、同棲したい場合は賃貸物件を探しましょう。

入居期間や年齢に制限を設けていることがある

寮によっては入居期間や年齢に制限を設けているところもあります。

入居してから5年以上で退寮を求められたり、一定年齢以上の人は入居できなかったりとさまざまです。

入居前にルールをしっかり確認しておきましょう。

まとめ

看護師寮を利用する最大のメリットは、何といっても賃料を抑えられることです。

初期費用が不要のケースも多いため、賃貸物件と比べて大きく費用をセーブできるでしょう。


利用条件やルールは寮によって異なるので、事前にしっかりチェックしてくださいね。

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