職場インタビュー

ファミリー・ホスピス株式会社【看護師向け | 職場インタビュー】

記事掲載日:2023/10/05

ファミリー・ホスピス株式会社【看護師向け | 職場インタビュー】

ファミリー・ホスピス株式会社

施設形態
ホスピス住宅
インタビュー対象者
看護師(ホスピス住宅勤務2年目):間宮さま
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「ホスピス住宅」を運営するファミリー・ホスピス株式会社は、利用者さまがその人らしい暮らしの中で、緩和ケアを実践していくことを目指しています。
臨床経験を活かし、利用者さまの願いを叶えていくことができる、やりがいのある職場です。
各スタッフが、主体的にケアについて考え、提案できる場面も多いことから、看護師として新たなスキルを積むことができます。
「ホスピス住宅」は実際どのような職場なのか、病院勤務とのギャップや、やりがいについて現役看護師の間宮さんに伺いました。

ナースステップ 職場インタビュー

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利用者さまがその人らしい暮らしの中での緩和ケアを目指す「在宅ホスピス」─実現に向けた取り組みとは

まず自己紹介をお願いします。

[看護師 間宮さん]
看護師として働いて4年目です。
看護の専門学校を卒業した後、約2年半、大学病院で働きました。その後ファミリー・ホスピスに転職し、現在入社して1年ほどになります。

ファミリー・ホスピスでの主な業務は、利用者さまへ日々のケア、お看取りのケアをしています。また、あわせてご家族さまへのケアもしております。

貴社の運営されている「ホスピス住宅」とは、利用者さまにとってどのような環境なのでしょうか?

[看護師 間宮さん]
企業スローガンは「For the Smile」です。
ファミリー・ホスピスが提供している「ホスピス住宅」とは、利用者さまがその人らしい暮らしの中で、看護師と介護士による医療ケア・生活支援が受けられる場です。

会社として、その方のご自宅に近い環境で緩和ケアを実施していくことを目指しています。実際に、看護スタッフや介護スタッフのサポートが手厚いので、医療依存度が高い利用者さまもご自宅のように暮らせるのが特徴です。
病院と施設のいいとこ取りの環境を目指しています。

利用者さまが自分らしく生活できる環境なのですね。看護師さん、介護士さんは現場でどのように利用者さまを支えていらっしゃるのでしょうか。

[看護師 間宮さん]
私が勤務している「ファミリー・ホスピス荒川ハウス」では、看護師、介護士がそれぞれ15名程度勤務しています。
利用者さまへ全員で関わっていくという姿勢で、情報共有を大切にしています。
日勤のメンバーでカンファレンスを行っており、看護師4名程度と、介護士2名程度で情報共有を行っています。また、月1回の看護会議があります。会議へ参加できなかった方も「情報共有ノート」で情報共有をしています。

最善のケアについてみんなで考え実践。「最期の願いを叶える」ために、利用者さまのサポートをできることがやりがい。

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ホスピス住宅でのお仕事の流れを教えてください。

[看護師 間宮さん]
利用者さまへの訪問予定時間が決まっており、スケジュールに沿って訪問させていただいております。1日に10名前後の利用者さまを、各30分間でケアをさせていただくという形です。
限られた時間の中でケアをするため、難しく感じることも多いですが、主体的に考える機会も多く、工夫して業務にあたっています。

病院で勤務されていた時と、どのような点が異なりますか?

[看護師 間宮さん]
病院とホスピス住宅では、看護師の役割が違うと感じています。
病院は第一に治療を優先する場所で、その方に合った治療をしていく場所です。ホスピス住宅は、もちろん治療を行う機会はありますが、治療をされないという選択をする方もいます。
病院と比べて、利用者さまに選択肢があると捉えることもできます。
利用者さまの「最後までご飯を食べたい」「自分で歩いてトイレへ行きたい」などのご希望に、可能な限り応えてあげるのが大きな役割の違いかと思います。

ホスピス住宅で実際に働いてみて、やりがいに感じることはありますか?

[看護師 間宮さん]
初めは病院と違う点が多くて混乱してしまうこともありましたが、今は利用者さまの「最期の願いを叶える」ためのサポートができることに魅力を感じています。
利用者さまの実現したいことに対して、どのように環境を整えるのかを考え、可能な限り一緒に叶えていく、というのが在宅ホスピスの特徴です。
最期まで希望や願いがあることは、すごく素敵なことだと思います。そこに携わることができるのは、ホスピス住宅ならではのやりがいだと感じるようになりました。

実際に利用者さまの希望を叶えていくために、どのようにケアの内容を決めていくのでしょうか?

[看護師 間宮さん]
スタッフ同士で話し合い、ケアの内容を利用者さまにご提案し、実際にケアをさせていただく流れです。
結局は利用者さまが主体となりますので、ケアの内容のご提案は、利用者さまに納得していただけるようにお話しています。もちろん、ご家族へのご相談・ご提案も大切になります。
そのため、どの局面でも報連相を大事にしています。

ケアの内容を主体的に考え、ご提案・実行まで一貫して取り組まれるのですね。

[看護師 間宮さん]
そうですね。病院のときは、病院のルールに則って取り組むことが多かったですが、ホスピス住宅では、良い意味で少し自由さがあるため、自ら考えて発言することが多くなりました。
責任もありますが、不安な点やわからないことは相談しやすい雰囲気があるので、私はとても働きやすいと感じています。
在宅ホスピスは、自分の考えをしっかり相手に伝えること、聞きたいことをしっかり聞くことが大事だと思います。

スタッフ同士で連携する場面が多いと思いますが、職場の雰囲気はいかがですか?

[看護師 間宮さん]
看護師同士とても仲が良く、相談しやすいスタッフが多くて良い雰囲気です。
看護師・介護士の間では、ちょっと不安に思ったことでもお互いに相談し合っています。
カンファレンスなどは全員で1つのことについて考え、解決に向けて取り組んでいます。

様々な経験を持つ看護師が働く職場。未経験でも安心して挑戦でき、新たな発見を得られる。

間宮さんはホスピス住宅の勤務がはじめてだったということですが、入社当初はどのようなサポートがありましたか?

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[看護師 間宮さん]
入社直後は、日勤・夜勤どちらもOJTがありました。
まず、先輩看護師の後ろにつかせてもらい、シャドーイングをしながら学びました。
次に、私が主体となってケアに入り、先輩看護師に後ろについてもらいました。
指導していただける機会はしっかり設けていただきました。

在宅ホスピスが未経験の看護師さん向けに、どのような制度が設けられていますか?

[看護師 間宮さん]
月1回の外部講師の方を招いた社内研修会の実施や、外部の研修会へ参加した際の補助金支給などの支援制度もあります。
臨床経験のある方であれば、在宅ホスピスや訪問看護の経験がなくても入社後のサポートがありますので、心配されなくて大丈夫です。

また、月1回ホスピスコミュニティという、配属先に関係なくスタッフ同士交流できる機会もあります。そこでは、事例共有や実体験からの悩み相談などを行っています。

どのような看護師さんが働かれていますか?

[看護師 間宮さん]
ファミリー・ホスピスで働く看護師は、病院で長く働いていた方や、在宅で働いていた方など、様々な経験を持つ方がいらっしゃいます。
また、難病看護認定看護師、がん看護、緩和ケア領域の専門看護師や認定看護師が在籍しているハウスもあります。

各々、利用者さまに対する「想い」があってホスピス住宅で働いていると思います。

臨床経験で得た技術を継続しつつ、緩和ケアに取り組める環境。
ファミリー・ホスピスだからこそ学べること・得られる経験が豊富。

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間宮さんご自身は、どのような理由で入社を決めたのですか?

[看護師 間宮さん]
病院で働いていた時に、利用者さまが、やりたいことができずに辛い思いをしている姿を見て、もどかしく感じていました。
最期は自由に過ごして頂きたい、その願いを叶えてあげたい、と思うようになり転職を決めました。

転職する際は、臨床経験で得た技術を継続していきたいという思いがありました。緩和ケアに携われることに加えて、できる限り医療行為があるところを選びたいと思いっていました。そこで、老人ホームや訪問看護なども検討した上で、在宅ホスピスを選びましました。
なかでも、ファミリー・ホスピスの企業理念や考え方に共感し、入社を決意した経緯があります。
実際に働いてみると新たに学ぶことが多くあり、ファミリー・ホスピスに入社してよかったと思っています。

ファミリー・ホスピスへ興味をお持ちの方、入社をご検討の方へ、メッセージをお願いします。

[看護師 間宮さん]
ホスピス住宅での緩和ケアは、限られた訪問時間のなかで医療行為を行うほか、ご家族のケアを行っていく必要もあります。
難しく感じることも多くありますが、その分成長も実感できます。
色々な経験を持つ方がいるので、多様な考え方を発見することができます。
多方面からの意見を吸収することで、自分自身の学びに繋がっています。

利用者さまの最期の願いを一緒に叶えたい、というお気持ちのある方にぜひお越しいただけたら嬉しいです。

【採用担当者からのメッセージ】

病院経験のある方をはじめ、様々な経験を持つ方にご入社いただいています。
「自身の目指す看護を実現したい」と向上心を持たれている方が数多く活躍されています。

当社では、注射・点滴などの医療行為と、"療養上の世話"と呼ばれる利用者さまの身の回りのお世話の両方を行っていただきます。利用者さまの生活全体を支える看護をしたいとお考えの方にぜひお越しいただきたいと思っています。
長く一緒に働いていただきたいと思っていますので、ご入社後は、適宜面談などを実施しております。個人の目標や目指す姿に向けて、スキル・キャリアを積んでいただける環境です。

ご入社を検討の際は、当社のことを知っていただくことが大切だと考えておりますので、面接前の見学や1日体験を実施しています。
ご興味をお持ちの方は、まずはご相談いただければと思います!

法人情報

名称
ファミリー・ホスピス株式会社
店舗数・展開エリア
全国37施設(※2023年8月時点)
法人概要
1.高齢者向けの住宅運営及び介護サービス事業
2.コンサルテーション事業
設立
2011年12月
資本金
5,000万円
従業員数
1236名(※2023年9月時点)
所在地
東京都千代田区丸の内3丁目3-1 新東京ビル2階

求人情報

おすすめPOINT
✔【移動&運転なし!】居宅への訪問看護と異なり、併設の施設内への訪問看護となる為、移動時間がなく、ご入居者様にしっかり向き合い看護を行うことができます!車の運転もない為、不慮の事故・渋滞等の心配もございません♪

✔【臨床スキルをキープできる!】がん末期の患者様など、医療依存度の高い方が多く緩和ケアを学びながら、手技スキルを落とさずに働くことができます!

✔【ワークライフバランス◎】年間休日110日以上、残業も月1~2時間、夏季休暇、冬季休暇がそれぞれ3日ずつ!お仕事&プライベートの両立が可能です!
雇用形態
正社員
施設形態
ホスピス型高齢者住宅(サービス付き高齢者住宅、有料老人ホーム)
勤務形態
日勤+夜勤
職種
正看護師
給与
年収456万円~500万円
月給340,000円~432,000円
【給与例】
①臨床3年
基本給280,000円+60,000円(資格手当)+40,000円(夜勤手当)=月給380,000円
②上記以上(ご経験に応じ)
基本給300,000円+60,000円(資格手当)+40,000円(夜勤手当)=月給400,000円
※夜勤手当:10,000円/回×平均4回/月
※年齢、経験、能力などを考慮の上、規定により決定。

《各種手当》
夜勤手当10,000円/回(平均4回/月)、土日手当、エンゼルケア5,000円/回、年末年始手当、出張手当、役職手当
勤務時間
【日勤】
9:00~18:00(休憩60分)
【準夜勤】
12:00~21:00(休憩60分)
【夜勤】
17:30~翌09:30(休憩60分)
○夜勤回数 個別変動で平均4回/月
○1ヶ月単位の変形労働時間制
※シフト時間は一例であり、配属先によって変更となります。
休日
月8日~9日休 年間休日110日
経験・スキル
臨床経験3年以上(急性期/病棟)・ホスピス未経験の方可
業務内容
サービス付き高齢者向け住宅の入居者の健康管理をお願い致します。
○健康状態の観察・アドバイス
○症状の管理
○日常生活のサポート
○リハビリ
○コミュニケーションによる心理的サポート
○検査・治療のケア
○療養環境改善に向けたアドバイス
○家族など介護者からの相談対応・支援
○在宅ケアサービスの相談・調整
○看取りに向けたサポート
【主な手技】人工呼吸器、輸液ポンプ、麻薬投与、IVH、カテーテル(経鼻)、胃ろう、点滴、麻薬投与、吸引
【ご利用者様の状況】がん末期、神経難病
【お看取り】5~10件/月
【訪問件数】3~10件/日
【看護師体制】日勤3~4名、夜勤2名(+介護士1名)
※入居者のために医療ケアだけでなく、お月見やお花見などの一緒にイベントを楽しんでいただきます。
※希望休取得可能
福利厚生
厚生年金/健康保険/雇用保険/労災保険
産前産後休暇・育児休暇・慶弔休暇・介護休暇・夏期休暇3日・年末年始休暇3日・夜勤時の軽食・制服貸与(クリーニング:有)・保育料、学童保険料補助制度・各種研修参加支援(参加費用補助)・ストレスチェック実施(年1回)
※育児休業取得実績あり